ボブ・マーリーのおすすめ名曲ランキング:第3位~第1位
第3位.「No Woman, No Cry」
No Woman, No Cry
ボブ・マーリー
レゲエ
¥250
provided courtesy of iTunes
発売日:1975年12月5日
収録アルバム:Live!
もともとは「Natty Dread」に収録されていますが、ここで取り上げたのはライヴアルバムの「Live!」に収録されている方のバージョンです。
このライヴバージョンの臨場感がまた泣かせるんですよ!これが。
ボブ・マーリーの名曲と言えば、この曲を挙げる方は多いと思います。
それほど有名な曲です。
貧しいトレンチタウンで暮らしていた頃のエピソードが綴られた歌詞と美しいメロディーで、後世まで語り継がれる曲です。
それに値する名曲ですね。マジで。
レゲエとかロックとかのジャンルを超えて、またラスタファリズムだとかキリスト教とかの宗教を超えて訴えかけるこの曲の圧倒的な力。
やはり必聴の1曲です。
第2位.「One Love」
One Love / People Get Ready
ボブ・マーリー
レゲエ
¥250
provided courtesy of iTunes
発売日:1977年6月3日
収録アルバム:Exodus
1978年、伝説の「One Love Peace」コンサートが開かれました。
対立する2大政党の党首をステージに呼び和解させたというライヴ。
その時に歌われた曲です。
そういった経緯もあってか、平和を象徴する曲としても知られていますね。
曲のタイトルは正式には「One Love/People Get Ready」。
元々1965年、まだコーラスグループだった頃のアルバム「The Wailing Wailers」に発表された曲です。
ボブ・マーリー達ウェイラーズが憧れていたバンド、カーティス・メイフィールドが在籍していたインプレッションズの「People Get Ready」という曲のコード進行とメロディーを引用した曲でした。
この為、1977年の再録バージョンから「One Love/People Get Ready」に表記し直したとされています。
原曲?のインプレッションズの曲もスローな名曲です。
こちらも黒人解放の公民権運動をテーマにした内容ですね。
是非聴き比べてみてください。
第1位.「Redemption Song」
Redemption Song
Bob Marley & The Wailers
レゲエ
¥250
provided courtesy of iTunes
発売日:1980年6月10日
収録アルバム:Uprising
ボブ・マーリーの生前最後にリリースされたアルバム「Uprising」に収録されている曲です。
1981年に死去するボブ・マーリーは、自分の死期を予感していたのでしょうか?
そう思えるようなタイミングでのこの曲の発表でした。
「今まで歌ってきたのは全て救いの歌なんだ。」という歌詞。
今までの自分の生き方も含めて、全てを言い切ったようなフレーズです。
弾き語りで淡々と歌われている様子も崇高です。
歌詞の内容の詳細はまた別途紹介しますが、これもまた意味深いものがあります。
魂の言葉です。
あらゆる音を削って、自分の歌とギターだけのシンプルな曲。そして言葉。究極の名曲です。
ランキングまとめ
それでは、ボブ・マーリーのおすすめ人気曲ランキングトップ10のおさらいです!
01位. Redemption Song |
02位. One Love |
03位. No Woman, No Cry |
04位. Jamming |
05位. Stop That Train |
06位. is This Love |
07位. I Shot The Sheriff |
08位. One Drop |
09位. Rastaman Chant |
10位. Trench Town |
【編集後記】
「アナーキズムからラスタファリズムへ」個人的転換期の解説
初めてレゲエという音楽を聴いたのは、30年以上も前になります。
しかもボブ・マーリーではなくヒュー・マンデルが最初でした。
その当時、パンクロックというアナーキズムに則った宗教的活動(?)が日本の一部分にも浸透し始めた頃でした。
御多分に漏れず、へなちょこ3コードパンクバンドを組んでいた時期。
これからはアナーキーで行くぜっ!
危うく道を踏み外しかけていた頃です。あ~こわ。
入り浸っていたライヴハウスで、自称ラジオ番組のディレクターなる人物から1本のカセットテープを渡されます。
そして彼はこう仰ったのです。
「パンクはもう古い。これからはレゲエだよ。そこのチミ、聞きたまえ!」
そうか。レゲエというラスタファリズムに則った宗教的活動か。
そして聴いたのがヒュー・マンデル(Hugh Mundell 1962~1983)でした。
遅れてくるビート。
うねるベース。
そして愁いを帯びたヴォーカル。
これがレゲエか。
そしてその後オーガスタス・パブロ(Augustus Pablo 1954~1999)をご教授頂きました。
ピアニカを使ったレゲエの大御所でした。
テープが延びるほど聴きましたよ。
ただこの両者ともマイナートーンの曲が多いうえに、哀愁漂う作品だったのでレゲエ=マイナー、ヘヴィーという今とはまるで正反対のイメージで捉えていましたね。
そして紆余曲折を得てボブ・マーリーに辿り着くのです。
いやいや普通逆でしょ。ボブ・マーリーが先でしょ。そう一方通行を逆走してました。
そのおかげで、ボブ・マーリーの作品がポップで明るく開放的に感じましたね。
以上が個人的転換期、「アナーキズムからラスタファリズムへ」と移行した顛末でした。
実際、クラッシュなどのパンクバンドもサウンドにレゲエの要素を取り入れたりして変容していきます。
さすがに3コードのパンクロックにはシンプルな格好良さはありますが、それだけじゃ限界も見えていたって背景もありますよね。
ボブ・マーリー。
言わずと知れたレゲエ音楽の代表格ですが、他のレゲエの先駆者的アーティストと聴き比べてみるのもいかがでしょうか?
別に宗教的活動ではありませんが。
「そこのチミ、チミ。聴いてみたまえ。」チーン。合掌。
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