ボブマーリーの歌詞に込められた意味とは？心に響く名言ランキング10！

ボブ・マーリーの心に響く歌詞ランキング：第3位～第1位

第3位.「Redemption Song」

Redemption Song
Bob Marley & The Wailers
レゲエ
￥250

provided courtesy of iTunes

発売日：1980年6月10日
収録アルバム：Uprising
作詞：Bob Marley

「All I ever had is songs of freedomWon’t you help to sing these songs of freedom
　俺が今まで歌ってきたのは全て解放の歌だ　この自由の歌を一緒に歌ってくれないか
Cause all I ever had redemption songs, redemption songs
　なぜなら俺が今まで歌ってきたのは全て救いの歌なんだ　救いの歌だけなんだ」

「Redemption」とは？贖罪、贖い、救い、そういった意味だそうです。
そしてこの曲を「まるで牧師の説教のような歌」と評している場合もありました。

そもそも「贖い」という価値観が日本ではあまりピンときませんよね。
ここでは抑圧、差別などという不条理で愚かな行為を、自由、平和を歌うことで、罪を償い神の許しを請うてきたという解釈をすべきでしょうか？

この頃、おそらくボブ・マーリーは自分の死期を悟っていたと思われます。
そう考えると、この曲はボブ・マーリーの最後のメッセージと取れるかもしれません。

いずれにせよこの歌詞で、自分を晒け出したボブ・マーリー。
真実の言葉。唯一無二の存在です。
そして音楽史上に残る名曲だと思います。

第2位.「Three Little Birds」

Three Little Birds
Bob Marley & The Wailers
レゲエ
￥250

provided courtesy of iTunes

発売日：1977年6月3日
収録アルバム：Exodus
作詞：Bob Marley

「Sayin’ this my message to youSingin’
　私達のメッセージを伝えましょう　三羽の小鳥は歌いだした
Don’t worry about a thingCause every little thing gonna be alright
　何ひとつ気に病むことはない　どんなことだってきっと上手くいく」

朝、目が覚めると三羽の小鳥がいて、メッセージを伝えてくれたという曲です。
「立ち上がれ、戦うんだ！ベストを尽くせ、約束の地へ向かうんだ。」
そういった人々を鼓舞する曲が多い為でしょうか？とても優しく感じる歌詞の曲ですよね。
「闘争の人」の別の一面を垣間見た気がします。

バックの女性コーラストリオ、アイ・スリーの3人と「三羽の小鳥」を掛けているという解釈もあります。
サッカーが好きで、かなりの腕前だったと言われるボブ・マーリー。
そんな普段のボブ・マーリーを彷彿とさせる曲ですね。
人間味溢れてて、本当はこんな人だったのかななどと勝手に想像しました。

第1位.「No Woman, No Cry」

No Woman, No Cry
ボブ・マーリー
レゲエ
￥250

provided courtesy of iTunes

発売日：1975年12月5日
収録アルバム：Live!
作詞：Vincent Ford

「Said, said, said I remember when we used to sit In the government yard in Trenchtown
トレンチタウンの官庁の庭に　ふたりで座っていた日のことだ
And then Georgie would make the fire lightI said, it was log was burnin’ through the night
ジョージーが薪に火をくべると　炎は一晩中　燃え続けていた
Then we would cook cornmeal porridgeOf which I’ll share with you
トウモロコシのお粥を作って　お前と分け合って食べたっけ
My feet is my only carriage　 So I’ve got to push on through
俺にはまだこの二本の足が残っている　だから何があっても行かなきゃならない
But while I’m gone　 I mean Everything’s gonna be all right
俺がいない間も　すべては上手くいくさ　きっと上手くいく」

もうこの歌詞の引用だけでいいと思います。
―　色々な生き方があるさ。産まれ育った街を出て行く者、そこに残る者。戦う者、見守る者。
忘れてないさ。皆と苦労や喜びを分かち合っていた頃のことは。ろくでもない偽善者もいる。倒れていった仲間たちもいる。けどね、俺はまだ歩いていくよ。大丈夫。きっと上手くいく。―

ラスタだとかレゲエとかそういうのを超えて、唯々、名曲です。

ランキングまとめ

それでは、ボブ・マーリーの心に響く歌詞ランキングベスト10の結果です！

1位. 「No Woman, No Cry」
2位. 「Three Little Birds」
3位. 「Redemption Song」
4位. 「I Know a Place」
5位. 「Talkin’ Blues」
6位. 「Get Up, Stand Up」
7位. 「Zion Train」
8位. 「Exodus」
9位. 「Concrete Jungle」
10位. 「Buffalo Soldier」

【編集後記】
「ラスタファリズムからささやかな個人的ラスタへ」

「まあ、人生色々とありまして・・・。」って落語のまくらじゃないんですけど、確かに色々ありますね。
かつて諸事情により、仕事が1つじゃ追っつかないんで、２つも３つも掛け持ちしてた時期がありました。
その仕事の一つにスーパーマーケットの仕事がありました。

「いらっしゃいませ～！本日お安くなっております。いかがでしょうか？」

店員　「あの婆さんまた来てますよ。何も買わないくせに、うんちく話がしつこい婆さん。」
店長　「まぁほっとけばイイさ。他のお客さんの迷惑にならなけりゃ。」
店員　「しかし、家は無いんですかね？身なりもよくないし、この前向かいのコンビニの前で寝てましたよ？でっかい紙袋、何個か持ってましたし。」
店長　「こっちに被害がなけりゃイイさ。あまり相手にするなよ。そのうちに何処か行くさ。さあさあ、休憩終わり。仕事仕事！」

疲れて思考停止状態だったので、気にも止めませんでした。
自分の事だけでホント、精一杯でした。
朝早くから仕事をして深夜遅くに帰ってきて、何とか食事を流し込み、泥のように眠るだけ。

そんな日々の繰り返しでした。
当然、身体だけでなく、心も擦り切れてしまってたんでしょうね。
まさか彼女が救いの存在になるとも知らずに。

ある日、いつも通りに仕事をして、いつも通りに溜息をついて、「疲れたな。終わったよ。さあ帰るか。」とスーパーを出たところで婆さん発見。
店の前のベンチに横たわってました。紙袋にまみれて。

そして、この時知りました。「ああ、そうだった。忘れてた。そうかそうか。うん。そうだ。」
気付かなかった婆さんのTシャツ。
お気に入りで（？）いつも着ているTシャツに書かれた文字。「Don’t Worry」
そうだった。ささやかだけどこれがラスタ。

チョッと肩の力を抜いて。一回、深呼吸して。
そんでもって、アフタービートのリズムで。・・・さぁ　前向いて行きましょう。
「Don’t WorryEverything’s gonna be all right」

ありがとう。婆さん思い出したよ。大事な事。
その「Don’t Worry」のTシャツ、ボブ・マーリーもびっくりだよ、きっと。

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