1995年に解散したTHE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)。
今なお活動を続ける元メンバーに衰えは感じられず、当時の若かったファンや今の若い世代にもパワーを与え続けています。
ブルーハーツは過去の出来事と言わんばかりの、そのバイタリティーや音楽に対する前向きな姿勢は、バンド結成当時から変わっていないのでしょう。
そんなブルーハーツのメンバーの魅力を紹介します。
THE BLUE HEARTSメンバー一覧
ボーカル:河本ヒロト(こうもとひろと)
ギター、ボーカル:真島昌利(ましままさとし)
ベース、コーラス:河口純之介(かわぐちじゅんのすけ)
ドラム:梶原哲也(かじわらてつや)
甲本 ヒロト (こうもと ひろと)
愛称・呼び方:ヒロト
担当:ボーカル
生年月日:1963年3月17日
焦点の合わない目にとんがり唇、いかり肩で、膝を小刻みに震わせ、大きくジャンプ。
時に誤解を生むその独特の歌い方は、唯一無二のヒロトスタイル。
おっとりした性格と岡山弁丸出しの喋りからは、想像がつかないそのアグレッシブな姿は当時、楽曲やサウンド以上に衝撃的でした。
野太く、しっかりと通るその歌声も、ヒロトのものとすぐにわかる独特の声で、ブルーハーツの詩やメッセージを伝えるに相応しい、バンドの代名詞です。
また、独学ながらハープの腕前もすさまじく、シャウトするかのようなその刺々しい音色は、ブルーハーツサウンドに見事にハマっていました。
テレビや雑誌などのメディアのインタビューには積極的に発言し、裏表のない、ありのままの言葉も、歌詞同様に常に等身大で親近感が持て、ヒロトの魅力の一つです。
解散後はザ・ハイロウズを経て、ギターの真島昌利と共に、ザ・クロマニオンズでその魅力を発揮し続けています。
真島 昌利(ましま まさとし)
愛称・呼び方:マーシー
担当:ギター、ボーカル
生年月日:1962年2月20日
無口でクール。トレードマークのバンダナとレスポールJr。
性格的にもビジュアル的にも、わかりやすいキャラだが、バンド一番の人気者。
ストイックなイメージと、時折見せる、はにかみ顔。
男女問わずマーシー好きは多く、男が見てもかっこいいルックスに、今でも憧れる人は多いです。
もちろん音楽の才能にも恵まれており、バンドではギタリストという役割だけでなく、それ以上に作曲、作詞に才能を発揮し、ブルーハーツの歴史に残る、数々の名曲を生み出しています。
ボーカルもとるマーシーの歌声は、全身から絞り出すようなしゃがれ声で、彼のイメージとは違った、熱く、かつ、儚さや脆さといった不思議な魅力があり、中にはボーカルのヒロトの声より好きというファンもいたほど人を惹きつけるものでした。
ブルーハーツ活動休止中にリリースしたソロアルバムでは、作曲、作詞、ボーカル(勿論ギターも)で、思う存分にその存在感を出しており、ブルーハーツファンであるないに関わらず、お勧めです。
河口 純之介(かわぐち じゅんのすけ)
愛称・呼び方:河ちゃん
担当:ベース、コーラス
生年月日:1961年4月26日
いつもニコニコと愛想の良いイメージのベーシスト河ちゃん。
バンド内では、世話焼きなお母さんといったところでしょうか。
実際、ブルーハーツにベーシストとして加入する以前はマネージャーとしてバンドに関わっており、バンドのまとめ役として、重要な役割を担っていたのではないのでしょうか。
淡々とシンプルなラインを、手堅く演奏する、堅実で、楽曲の雰囲気を壊さないベースはまさにお母さん的な包容力があり、控えめなカッコ良さがありました。
自身の作曲、作詞による作品もそういったやさしさを感じるナンバーが多く、聴いていてほっこりと、安心して聴いていられます。
バンド解散の原因になったとされている(真相は不明)宗教への傾倒も、そんな優しい性格であったが故かもしれません。
梶原 徹也 (かじわら てつや)
愛称・呼び方:梶君
担当:ドラム
生年月日:1963年9月26日
モヒカン頭と黒いタンクトップ姿に、おっとりとして、何を考えているか分からないマイペースな性格が、ある意味いいキャラになっている梶君。
バンド一の「いい人」で、地味ながら味のあるキャラに、意外とファンが多かったようです。
河ちゃんのベース同様に、決して派手さはないが、力強く、堅実なドラミングはバンドの屋台骨を支え続け、ヒロトのボーカルやマーシーのギターを引き立て役となっていました。
打楽器に対する貪欲さは、さすがはプロであり、様々な打楽器に挑戦してみたり、ドラマーばかりを集めた、実験的なセッションを行ったり、ドラマーとしての向上心もしっかりと持ち合わせています。
現在はソロユニット「THUNDERBEAT」で活動中。
まとめ
ボーカルの河本ヒロト、ギターの真島昌利を中心に、控えめながらもバンドを支えていたベースの河口純之介とドラムの梶原哲也。
いわゆるロックバンドにありがちな役割分担が、それぞれの個性を引き立たせていたザ・ブルーハーツ。
漫画や書籍、映画のモデルになるなど、その存在感は、単にカッコいいロックバンドとそのメンバーという垣根を超えて、強烈な魅力を放っていました。
当然、素晴らしい作品ありきですが、その作品同様にバンドのイメージとメンバーの個性は、いつまでも日本ロック界の金字塔として、色褪せることはないでしょう。
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