アルバムの発表ごとに、新たな一面を見せてきた、THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)。
ファンの多くは有名なCMソングやドラマの主題歌よりも、シングルカットされていないアルバム曲に一番好きな歌があるようです。
優れた楽曲が有名なのではなく、メディアへの露出が大きいから有名なだけで、そういった意味ではアルバムに収められた全ての曲が良い曲であると言えます。
そんな隠れた名曲ぞろいの、ザ・ブルーハーツのおすすめアルバムをランキング発表してみます。
THE BLUE HEARTSの人気おすすめアルバムランキング:第10位~第4位
第10位.「ALL TIME SINGLES 〜SUPER PREMIUM BEST〜」
発売日:2010年2月24日
おすすめ曲:「チェルノブイリ」「鉄砲」「ブルーハーツのテーマ」
| 【収録曲】 <Disc:1> 01. 1985 02. 人にやさしく 03. ハンマー(48億のブルース) 04. リンダ リンダ 05. 僕はここに立っているよ 06. キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー) 07. チェインギャング 08. ブルーハーツのテーマ 09. シャララ 10. チェルノブイリ 11. TRAIN-TRAIN 12. 無言電話のブルース 13. ラブレター 14. 電光石火 15. 青空 16. 平成のブルース <Disc:2> 01. 情熱の薔薇 02. 鉄砲 03. 首つり台から 04. シンデレラ(灰の中から) 05. あの娘にタッチ 06. わーわー <ライブバージョン> 07. TOO MUCH PAIN 08. 泣かないで恋人よ 09. 夢 10. 皆殺しのメロディー <ライブバージョン> 11. 東京ゾンビ(ロシアンルーレット) <ライブバージョン> 12. 旅人 13. 台風 14. 1000のバイオリン 15. 俺は俺の死を死にたい 16. 1001のバイオリン 17. PARTY 18. CHANCE 19. 夕暮れ 20. すてごま <ライブバージョン> 21. 夜の盗賊団 |
所属レーベルの垣根を超えた、ブルーハーツ全てのシングル曲とPVを収めた、DVDとCD2枚の3枚組ベストアルバム。
シングル曲はすべて聴いてみたい方にお勧め。
一度は聴いたことのある有名曲から、デビュー当時、オープニングで必ず演奏していた「ブルーハーツのテーマ」、原発というシリアスなテーマについて歌った「チェルノブイリ」など、隠れた名曲も多数収録。
まるで原発に否定的な姿勢が、そのまま音になったような「チェルノブイリ」のイントロのギターはカッコ良すぎ。必聴です。
第9位.「PAN」
発売日:1995年7月10日
おすすめ曲:「トバコの夢(キチナーに捧げる)」「歩く花」「ありがとさん」
| 【収録曲】 01. ドラマーズ・セッション 02. ヒューストン・ブルース(月面の狼) 03. もどっておくれよ 04. ボインキラー 05. 花になったかまきり 06. バイ バイ Baby 07. 歩く花 08. 休日 09. トバゴの夢(キチナーに捧げる) 10. 幸福の生産者 11. Good Friend(愛の味方) 12. ひとときの夢 13. ありがとさん |
バンド解散決定後に作成された、通算8枚目のブルーハーツ最後のオリジナルアルバム。
「レコード会社との契約が残っていた為、仕方なく作った」など、メンバーのモチベーションも低く、各々の寄せ集め的なアルバムとなっていますが、逆にそれが今までに無かった良さも生んでいます。
ドラマーの梶原徹也の初の作曲となる「ドラマーズ・セッション」、同じく作曲、作詞、ボーカルも務める「トバコの夢(キチナーに捧げる)」
ベース担当で、解散に至る経緯に大きく影響を及ぼした、河口純之助のギター弾き語りによる「ありがとさん」などは、ファンが期待する新たな一面ともとれます。
惜しまれながら解散したブルーハーツの最後のアルバムは、最後に聴いてみては、いかがでしょうか。
第8位.「STICK OUT」
発売日:1993年2月10日
おすすめ曲:「夢」「月の爆撃機」「1000のバイオリン」
| 【収録曲】 01. すてごま 02. 夢 03. 旅人 04. 期待はずれの人 05. やるか逃げるか 06. テトラポットの上 07. 台風 08. インスピレーション 09. 俺は俺の死を死にたい 10. 44口径 11. うそつき 12. 月の爆撃機 13. 1000のバイオリン |
もともと1枚のアルバムの為の楽曲を、2枚に分けてリリースした1枚。
もう1枚の「DUG OUT」とは、対を成したようなノリの良いロックな楽曲で構成されています。
シングル曲の「夢」はドラマの主題歌などで有名ですが、シュールな歌詞とロックなギターが見事にはまった「月の爆撃機」と「1000のバイオリン」はこのアルバムを代表する名曲といえます。
晩年のブルーハーツを再スタートさせたいという、強い思いが込められたこのアルバムには、全編通じて力強さと、勢いが感じられます。
第7位.「HIGH KICKS」
発売日:1991年12月21日
おすすめ曲:「皆殺しのメロディ」「あの娘にタッチ」「TOO MUCH PAIN」
| 【収録曲】 01. 皆殺しのメロディ 02. M・O・N・K・E・Y 03. 心の救急車 04. あの娘にタッチ 05. ホームラン 06. 泣かないで恋人よ 07. THE ROLLING MAN 08. 東京ゾンビ(ロシアンルーレット) 09. HAPPY BIRTHDAY 10. 闘う男 11. ネオンサイン 12. TOO MUCH PAIN 13. さすらいのニコチン野郎 |
「バカー!」で始まる「皆殺しのメロディ」のイントロが超カッコイイ、オープニング。
ブルーハーツらしい、ロックな楽曲を主体としつつも、前作の「BUST WASTE HIP」同様にアコースティックな楽曲も程よく盛り込まれた、5枚目のオリジナルアルバム。
「ローリングマン」や「さすらいのニコチン野郎」など、ローリングストーンズ色の強い楽曲もあり、バラエティーに富んだ作品となっています。
「TOO MUCH PAIN」はデビュー前から演奏されていたバラードで、ピアノとハーブのイントロと切ない歌詞、美しいメロディーに、グッとくること間違いなしです。
第6位.「LIVE ALL SOLD OUT」
発売日:1996年1月1日
おすすめ曲:「リンダリンダ」「未来は僕らの手の中」「ロマンチック」
| 01. 人にやさしく 02. ハンマー 03. リンダ リンダ 04. 世界のまん中 05. ロマンチック 06. 青空 07. ブルースをけとばせ 08. キスしてほしい 09. 終わらない歌 10. 手紙 11. 真夜中のテレフォン 12. イメージ 13. 情熱の薔薇 14. 夢 15. 泣かないで恋人よ 16. 月の爆撃機 17. 1000のバイオリン 18. TRAIN-TRAIN 19. 未来は俺等の手の中 20. ブルーハーツのテーマ |
ブルーハーツ初のライブアルバム。
やっぱりライブで聴きたい名曲「リンダリンダ」や「人にやさしく」などのノリの良いナンバーはもちろんのこと、メロウなアコースティックナンバーもライブならではの演奏で、また違った魅力を魅せてくれます。
初期から当時最新の曲まで、それぞれが様々な場所で演奏され、当時の勢いがそのまま感じられる1枚に仕上がっており、即興でメロディーが極端に変わる、ヒロトのボーカルやマーシーのギター、ベースの河口純之助のボーカルは聴きどころです。
第5位.「THE BLUE HEARTS」
発売日:1987年5月21日
おすすめ曲:「リンダリンダ」「少年の詩」「ダンスナンバー」
| 【収録曲】 01.未来は僕等の手の中 02.終わらない歌 03.NO NO NO 04.パンク・ロック 05.街 06.少年の詩 07.爆弾が落っこちる時 08.世界のまん中 09.裸の王様 10.ダンス・ナンバー 11.君のため 12.リンダ リンダ |
記念すべきファーストアルバム。
後に語り継がれる、数々の名曲が収められた至極の作品です。
勢いにまかせたような、若さ溢れる楽曲と演奏は、その歌詞に歌われる青臭さそのままに、全てを忘れて走り出したくなる衝動を掻き立ててくれます。
ヒロトの前バンド、ザ・コーツ時代からの楽曲「NO NO NO」や「少年の詩」も収録されており、デビュー前から才能に恵まれていたことがうかがえます。
第2次バンドブームを引き起こした、日本ロック界の金字塔と言っても過言ではないでしょう。
第4位.「DUG OUT」
発売日:1993年7月10日
おすすめ曲:「手紙」「トーチソング」「夕暮れ」
| 【収録曲】 01. 手紙 02. 緑のハッパ 03. トーチソング 04. 雨上がり 05. 年をとろう 06. 夜の盗賊団 07. キング・オブ・ルーキー 08. ムチとマント 09. 宝もの 10. 夕暮れ 11. パーティー 12. チャンス |
本来は2枚で1枚のアルバムであった、前作の「STICK OUT」の続編であるが、音楽的に全く対照的な内容になっています。
全編通じて、ミディアム、スローテンポのアコースティックな曲調とシュールな歌詞の楽曲で占められており、ブルーハーツの新境地ともいえるアルバムですが、「限界を感じた」という河本ヒロトの言葉通りに、バンドの終わり時を感じたファンも多かったと思います。
ただ、やはりブルーハーツのアルバム。
らしい、らしくないなど関係なく、全て良い曲であり、完成度の高い1枚に仕上がっています。
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さて、ザ・ブルーハーツのおすすめアルバムランキングはここからトップ3になります!
どんなアルバムがランクインしているでしょうか?
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