ミスチルが発売するニューアルバムが
USB形態となることが発表されましたね。
今回のリリースに関しては
値段も含めて賛否両論があるようですが
そもそもなぜUSBなのでしょうか?
ミスチルのUSBアルバム「REFLECTION」
ミスチルの2015年6月4日発売の
ニューアルバム「REFLECTION(リフレクション)」は
{Drip}と{Naked}の2形態でのリリースです。
{Drip}版は14曲収録の通常のCDでの発売ですが
{Naked}版は前代未聞のUSBということです。
REFLECTION {Naked}
収録曲 ※タイアップ
01.fantasy ※BMWアクティブツアラー CMソング
02.FIGHT CLUB
03.斜陽
04.Melody ※コーセー「ESPRIQUE」CMソング
05. 蜘蛛の糸
06.I Can Make It
07.ROLLIN?ROLLING ~一見は百聞に如かず
08.放たれる ※映画「青天の霹靂」主題歌
09.街の風景
10.運命 ※「カルピスウォーター」CMソング
11.足音~ Be Strong ※フジテレビ系月9ドラマ「信長協奏曲」主題歌
12.忘れ得ぬ人
13.You make me happy
14.Jewelry
15.REM ※映画「リアル~完全なる首長竜の日~」主題歌
16.WALTZ
17.進化論 ※日本テレビ「NEWS ZERO」テーマ曲
18.幻聴
19.Reflection
20.遠くへと
21.I wanna be there
22.Starting Over
23. 未完
・{Drip} 初回盤
・CD+ドキュメンタリーDVD
・80ページ豪華写真集
・USBアルバム「REFLECTION {Naked}」全23曲収録(ハイレゾ+MP3)
MP3(192kbps) + ハイレゾ(24bit 96KHz/WAV)
・オリジナル・ライナーノーツ
・DEMO音源試聴QRコード
・豪華BOX仕様
※{Naked}には、{Drip}が含まれる仕様になっています。
※赤字は{Naked}版のみ
⇒ミスチルのREFLECTION{Naked}デモ音源は保存できない?ダウンロードする方法は?
⇒REFLECTION{Naked}完全限定生産盤(CD+DVD+USB)の詳細
⇒REFLECTION{Drip}初回盤の詳細
ちなみにNaked、dripともに収録されている
「FIGHT CLUB」ですが
ブラッドピットが車で走り回っている様子を
曲の疾走感に合わせて表現されているそうです。
元となった映画を見ると、
また違った聞こえ方を感じられるかもしれません。
今回のニューアルバムでは
USB?ハイレゾ?といった聞きなれない言葉が
出てきているため、ファンの間でワクワクと
不安が沸き起こっていますね。
そのあたりについて
USBのなぜとハイレゾについてを
テーマとして取り上げます。
ハイレゾ音源って何?
ハイレゾとは、High Resolution(ハイレゾリューション)
の略語で高解像度という意味があるそうです。
なんでも、CDやMP3の音源というのは
原音の全てではなく、音データを大幅にけずり
容量を小さくしているのです。
ハイレゾは音の深み、太さといった
音の情報量が段違いなので、CDやMP3では
表現しきれない部分があるということです。
REFLECTION {Naked}のハイレゾ音源は
24bit 96KHzとなっています。
一方、通常のCD音源は
16bit 44.1kHzです。
CDよりも表現できる音の情報が
ハイレゾの方が高いことがわかります。
ミスチルのメンバーが
スタジオで聴いている音を再現できる
ということなので、原音に近い音質で
臨場感のある音楽を楽しむことができそうですね。
つまり、ハイレゾはCDを超える
超高音質だということです。
USBアルバムの聞き方は?
あまり音響や機械に関して
関心や知識のない人からすれば
USBやハイレゾなんて言葉がでてきて
ちゃんと聞けるのかと不安に思う人も
いるのではないかと思います。
音源は
MP3(192kbps) + ハイレゾ(24bit 96KHz/WAV)
となっているので、
MP3とWAVの2種類のデータが
USBには収録されるようです。
MP3はiPhoneなどを使っている人は
おなじみのデータ形式ですね。
なのでUSBをPCに差し込み
iPhoneやiPodにデータ転送すれば
そのまま聞けるはずです。
一方、ハイレゾ音源である
WAV(waveform Audio Format)は
Windowsで標準的に使用される音楽データ形式です。
moraというミュージックストアでは
FLAC形式のハイレゾを配信しているため
専用のソフトのダウンロードか
データ変換が必要になります。
REFLECTION {Naked}の場合は
WAV形式なので、Windows Media Playerで
再生できるのではないかと思います。
また、ハイレゾ対応のソフトウェアとしては
ソニーのMedia Goという無料のものがあります。
http://mediago.sony.com/jpn/features
ハイレゾ対応ヘッドホン、
パソコンのサウンド設定をすることで
ハイレゾクオリティー再生を楽しみましょう。
まずは、PCのスピーカーを設定しておきます。
詳細タブを選択して
ビットとサンプルレートを
「24bit 96KHz」に設定して
REFLECTION {Naked}の音源を楽しみましょう。
もちろん、本格的に聞きたい人は
きちんとしたハイレゾ対応の
オーディオプレーヤー
据え置き型アンプ
といった機器を準備する必要があるでしょう。
さらに
ハイレゾ対応のイヤホン、ヘッドホンなどを
揃えれば完璧と言えます。
ハイレゾといえば
SONYが今一番力を入れていますね。
⇒USBのmp3とハイレゾをiTunes、iPhoneへ転送し同期する方法
なぜUSBアルバムなのか
REFLECTION {Naked}に収録される曲は
全23曲で110分という大作であり
CD収録可能時間である79分を
大きく超えています。
全23曲を全てを収録するには
CD2枚組という方法もありますが
ハイレゾの超高音質音源は
CDに収録することができないのです。
そこでUSBということなのですが
ネット配信にするなど
USBの他にも方法はありました。
そこであえて、USBにしたというのが
今後のミスチルの活動に対する決意
というかメッセージが込められている
ように思います。
REFLECTIONの映画公開時は
桜井さんが、
「毎回CDをリリースして
ツアーを回ってというルーティーンで・・・
他のことってないのかな?って 」
という発言をしていましたね。
マンネリ化した活動を脱却して
新しいことをしたいという思いの
一つの形が今回のUSBアルバム
という事なのだと思います。
そして、9000円という価格設定ですが
これはある意味ふるいにかけているとも
感じました。
DVDではなく、CDがメインのリリースで
10000円近い作品というのは
他にほとんど見かけません。
なので、購入しようと思う人は
かなりのファンしかいないでしょう。
そこで、REFLECTION {Naked}の内容で
個人的に目を引いたのが
DEMO音源試聴QRコードというもの。
DEMO音源というのは
完成系ではないので、アーティストからしたら
あまり聞かせたくないものだと思いますが
ファンであればとても聞きたいものですよね。
REFLECTION収録の「未完」という曲が
{drip}では1曲目になっていますが
USB{Naked}ではラストにもってきているあたり
ライブツアーをした後に
CDアルバムをリリースするという事など
未完の曲を披露していくあたり
もしかしたらファンと一緒に
曲を作り上げていくといった思いも
あるのかもしれません。
そういうことを考えると
ますます今後のミスチルの活動に
目が離せないですね。
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