世界に再び魔法がかかる!『ハリー・ポッター』シリーズの新たなシリーズが始動し、その第1作目である『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が2016年11月より公開決定となりました。
本作は『ハリー・ポッター』新シリーズに分類されますが、物語の内容としては1作目『賢者の石』の約70年前のお話になります。
シリーズの世界観は踏襲していますが、物語の主人公や展開は、完全に新しい内容に切り替わります。
今回はそんな新シリーズの内容についてご紹介します!
『ファンタスティック・ビースト』公開日とキャストを解説!
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は2016年11月23日に全米公開され、日本でも同日公開の予定です。
この新シリーズは全3部作になる予定で、第2部は2018年、第3部は2020年に公開予定となっています。
主演を務めるのは英国俳優のエディ・レッドメン。2014年には『博士と彼女のセオリー』でアカデミー主演男優賞を受賞している実力派です。
ヒロイン役は『インヒアレント・ヴァイス』などの出演しているキャサリン・ウォーターストンが務めます。
またキャストなどは明らかにされていませんが、ホグワーツ校長のダンブルドアも登場する様子。
『ハリー・ポッター』シリーズよりだいぶ昔の物語ですので、前シリーズより登場できるキャラクターは少なそうですが、新しいキャラクター同士の関係性や因縁は明らかになるかもしれません。
こういう楽しみ方も新シリーズの醍醐味ですね。
『ファンタスティック・ビースト』ニュート・スキャマンダーという新主人公
『ファンタスティック・ビースト』で描かれるのはニュート・スキャマンダーというキャラクターの物語です。
この新たな主人公ニュート・スキャマンダーについて簡単にまとめますと、以下の通り。
・魔法学校のホグワーツ卒業生。在籍時はハッフルパフに所属していた。
・学生時代にある問題を起こし退学になりかけたが、当時教師だったダンブルドアに救われている。
・ホグワーツ卒業後、魔法省に就職。「魔法生物規制管理部」に配属。
・魔法生物に関する調査をまとめた著書「幻の動物とその生息地」がベストセラーに。
・「幻の動物とその生息地」はホグワーツの教科書として使用されており、ハリーたちも学校での授業で使用している。
『ハリー・ポッター』シリーズには名前だけ登場していたキャラクターでしたが、今回のスピンオフで主役に大抜擢。出世しました!
『ファンタスティック・ビースト』そう言えば原作本は?
実は本作の主人公ニュートが執筆したという「幻の動物とその生息地」は『ハリー・ポッター』シリーズの副読本として実際に発行されています。
ただし、「ホグワーツの教科書として使われているもの」というファンアイテムとして発行されたものなので、この本が原作ということにはなりません。むしろ、この本が出来上がるまでのストーリーと考えた方がよさそうです。
もとよりニュート自身は原作に登場していないため、『ファンタスティック・ビースト』は映画版のオリジナルストーリーになる予定です。
しかし映画の脚本は、原作者であるJ・K・ローリングが務めるという極めて珍しい体制をとっていますので、映画がそのまま原作と言ってもよくなるかもしれません。
原作から映画が生まれ、映画がそのまま原作の地続きになっていくというのも考えてみれば面白い構成です。
複数のメディアをまたいで展開し、新しいファンを築けていったからこそできたのでしょう!
「書く側」も「売る側」もかなり本気にならなければ到底できない芸当ですが…。
とにかく、スピンオフとは言え『ハリー・ポッター』の前日譚シリーズが始まり、脚本は原作者のJ・K・ローリングが執筆。3作に渡って描かれるところを見るに、内容のボリュームもかなりなものになりそうです。
『スター・ウォーズ』シリーズ同様、意外な人間関係や、過去の因縁を見つけることができるかもしれません。2001年から始まった、約20年に渡るファンタジーサーガの完成に期待しましょう!
関連記事
⇒【ネタバレ注意】ファンタスティック・ビーストの感想と評価はこちら
⇒ハリーポッター8日本語版の発売日とあらすじ最新情報!予約と値段は?