Remainders of the Clover succession(リメインダーズ・オブ・ザ・クローバー・サクセション)。RCサクセションの正式名称です。
The Clover(ザ・クローバー)というバンドから始まりその継続という意味だそうです。
ザ・クローバーって意外ですけど。まぁなんせ中学時代のバンド名ですから。
いやいや、そこを外さないって事が、やはり永遠のロック少年たる所以なんですかねぇ?
「キング・オブ・ロック」と言われ、日本のロックシーンに多大な影響を残しました。
音楽だけでなくファッションなどのサブカルチャーにも、またその発言や言動は大人の(?)社会や世間に物議を醸したりしました。
BOOWYの氷室京介、エレファントカシマシの宮本浩次、ブルーハーツの甲本ヒロト、ユニコーンの奥田民生、泉谷しげるなど、RCサクセションに影響を受けたと公言して憚らないミュージシャンも数多く、その存在感は圧倒的です。
日本にロックを根付かせた草分け的な存在ですね。
そんなRCサクセションの人気のおすすめアルバムを厳選して、ランキング発表してみたいと思います。
RCサクセションの人気おすすめアルバムランキング:第10位~第4位
第10位.「Baby a Go Go」
発売日:1990年9月27日
おすすめ曲:空がまた暗くなる
【収録曲】 01. I LIKE YOU 02. ヒロイン 03. あふれる熱い涙 04. June Bride 05. うぐいす 06. Rock’n Roll Show はもう終わりだ 07. 冬の寒い夜 08. 空がまた暗くなる 09. Hungry 10. 忠実な犬(Doggy) 11. 楽(LARK) |
1990年にリリースされたアルバムで、事実上最後のスタジオアルバムとされています。
アルバム制作前にキーボードのGee2woが脱退、制作中にドラムの新井田耕造が脱退し、忌野清志郎、仲井戸麗市、小林和生の3人で制作されました。
デビュー当時の音への回帰をコンセプトにしており、アナログ感を重視した作りになっています。
前作「COVERS」が色々な意味で世間を騒がせて話題になった分、チョッと控えめな印象がしますね。
「Rock’n Roll Showはもう終わりだ」という曲が含まれています。
これで終わりだよって事だったんですかね?それはそれでチョッと淋しいっスよ。
第9位.「BEAT POPS」
発売日:1982年10月25日
おすすめ曲:Summer Tour
【収録曲】 01. つ・き・あ・い・た・い 02. トラブル 03. こんなんなっちゃった 04. 恐るべきジェネレーションの違い(Oh,Ya!) 05. エリーゼのために 06. SUMMER TOUR 07. あの夏の Go Go 08. ナイ-ナイ 09. 君を呼んだのに 10. ハイウェイのお月様 |
RCサクセションとして知名度、人気共に上昇し、ある意味絶頂期だった頃のアルバムです。
日本のロックバンド、RCサクセションここにありといった感じで、雑誌にも取り上げられその当時の若者達に支持されていきます。
清志郎はRCの活動とはまた別に、坂本龍一とのユニットで「い・け・な・いルージュマジック」を発表し、注目を集めました。TV出演の際も悪態を付いたとかで当時騒がれましたしね。
ん?相手はキヨシロー様だぞ?何か問題でも?
第8位.「初期のRCサクセション」
発売日:1972年2月5日
おすすめ曲:ぼくの好きな先生
【収録曲】 01. 2時間35分 02. ぼくの好きな先生 03. 国立市中区3-1(返事をおくれよ) 04. シュー 05. 春が来たから 06. メッセージ 07. 国王ワノン一世の歌 08. この世は金さ 09. 金もうけのために生まれたんじゃないぜ 10. 言論の自由 11. ベイビーもう泣かないで 12. 寝床の中で |
RCサクセションのファーストアルバムです。
まだフォーク色が濃く初々しさが残っています。
しかし、後のRC調ともいうべき基本はすでに見て取れますね。
この頃からフォークでありながらもパワフルでスリリングな演奏はR&Bであり、ロックだったと言われています。
当時知り合い、長年の付き合いとなる泉谷しげる氏も絶賛したグループでした。
独特な世界観と見事な日本語の音の乗せ方は画期的で、群を抜いていたと言われています。
確かに「ぼくの好きな先生」や「シュー」など、今改めて聴いても新鮮な曲が揃っていますよね。
日本のロック史において外せない1枚です。間違いない。
第7位.「OK」
発売日:1983年7月5日
おすすめ曲:ドカドカうるさいR&Rバンド
【収録曲】 01.Drive My Car 02.Oh!Baby 03.お墓 04.誰かがBedで眠ってる 05.ねむれないTonight 06.うんざり 07.ブルドッグ 08.指輪をはめたい 09.ドカドカうるさいR&Rバンド |
アルバム「BEAT POPS」に続いてRCサクセション、好調期にリリースされたアルバムです。
バンド活動は好調でしたが、それと対照的に清志郎は精神的、肉体的にダメージを受けて最悪の状態でした。
長年の不摂生が祟って肝疾患を患っている事が判明したり、(後に自力で回復。ありえねー)母親の入院などが重なり、その上に新曲を急かすスタッフ、事務所の姿勢など不安や不満材料が山積みでした。
そのためか、批判的な曲とラヴソングが入り混じった珍しいアルバムに仕上がったと言われています。
そこら辺の対比を聴いてみるのも面白いと思いますよ。
第6位.「楽しい夕に」
発売日:1972年12月5日
おすすめ曲:ねむい
【収録曲】 01. ラー・ラー・ラ・ラ・ラ 02. エミちゃんおめでとう 03. 忙しすぎたから 04. あの娘の悪い噂 05. 九月になったのに 06. ねむい 07. もっとおちついて 08. 君もおいで 09. 去年の今頃 10. 日隅くんの自転車のうしろに乗りなよ 11. ぼくの自転車のうしろに乗りなよ |
RCサクセションにとって2枚目のアルバムです。
この頃は事務所の都合もあり、仕事がほとんどない状態に追い込まれてしまいます。
その為、井上陽水との共作「帰れない二人」「待ちぼうけ」や、かぐや姫に曲を提供したりして、何とか凌いでいたと言われています。
ちなみにこの年、あさま山荘事件が起こり、沖縄が返還されました。
ビリーバンバン、吉田拓郎などの曲がヒットチャートをにぎわしていました。
そんな中まだ陽の目を見ることなく模索をしていた頃のRCサクセションですね。
このアルバム、作曲クレジットに「肝沢幅一」とありますが、忌野清志郎のペンネームです。
第5位.「EPLP」
発売日:1981年6月1日
おすすめ曲:雨上がりの夜空に
【収録曲】 01.わかってもらえるさ 02.ステップ! 03.雨あがりの夜空に 04.ボスしけてるぜ 05.トランジスタ・ラジオ 06.よごれた顔でこんにちは 07.上を向いて歩こう 08.君が僕を知ってる 09.キモちE 10.たとえばこんなラブ・ソング |
混迷していた時期を乗り越え、いよいよロックバンドの頂点へと昇り詰めるスタート地点に来ました。
このアルバムはいわゆるシングルコレクションのベスト盤の位置付けですが、シングルのみで、アルバム収録でない曲もあるため選別しました。
ハッキリ言って、RCサクセション入門編としてはベストだと思います。
ドラムに新井田耕造、ギターに仲井戸麗市が加入し、サウンドもフォークからロック/R&Bへと大きく転換しました。
どぎついメイクと派手なファッションでヴィジュアル的にも注目を集め、賛否両論を巻き起こしながらも時代の寵児となります。
あの頃を思い出すと、今でも鳥肌がたちますよ。
第4位.「RHAPSODY」
発売日:1980年6月5日
おすすめ曲:よォーこそ
【収録曲】 01.よォーこそ 02.エネルギー oh エネルギー 03.ラプソディー 04.ボスしけてるぜ 05.エンジェル 06.ブン・ブン・ブン 07.雨あがりの夜空に 08.上を向いて歩こう 09.キモちE |
「よォーこそ!」とシャウトで始まる代表曲が収録されています。
ここで取り上げたライヴアルバムは清志郎が強く要望してリリースされたと言われています。
「スタジオアルバムを出すべき」という周辺の意向を退け「ライヴアルバムを出す」と譲りませんでした。
この選択は吉と出て、RCサクセションの名を一気に広めるきっかけとなりました。
まさに転換期となったアルバムです。
当時PVやライヴ映像などは滅多に入手出来ず、ライヴの臨場感などはこのアルバム聴いてイメージするしかありませんでした。
この時代、今と比べると不便ではありましたが、皆想像力は豊かだった気がしますよ。なんとなく。
さて、RCサクセションのおすすめアルバムランキングはついにここからトップ3です!
どんなアルバムがランクインしているのでしょうか?
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