ビリー・ジョエル、本名ウィリアム・マーティン・“ビリー”・ジョエル(William Martin “Billy” Joel)。
1949年5月9日生まれ。アメリカニューヨーク州 サウスブロンクス出身。
言わずと知れたアメリカを代表する偉大なミュージシャンです。
’70年代後半から’90年代前半にかけて数々のヒット曲を発表し、日本でもお馴染みの曲も数多くあります。
ビリー・ジョエルは、デビューから40周年以上のキャリアとなりますが、楽曲は色褪せる事なく今でも幅広い年齢層のファンに支持されています。
そんなビリー・ジョエルのおすすめのアルバムをランキング形式にして発表していきたいと思います。
懐かしく思う世代の方も、それこそ聴いた事も無かった世代の方も是非参考にしてみて下さい。では。
洋楽コーナーのビリー・ジョエル前にて
とあるCDショップ。
洋楽コーナーのビリー・ジョエル前にて。
今どきのチャラいカップルの会話。
「あっ、この人見たことあるぅ~。あれでしょ?えっとあの~『ロッキー』でしょう?知ってるぅ~♡」
バカ。それシルベスター・スタローン。
「え~違うくネェ~?こっちのジャケは『レオン』の人じゃん?ふーん。歌も歌ってんだ?」
お前もバカ。それジャン・レノ。
目の前に「Billy Joel」って書いてあるし・・・。ったく。
「へぇ~そうなんだぁ♡ ねぇねぇあっち行ってみよう?」「うん。そ~だね!」
ハイハイ、いってらっしゃい。
二度と戻って来てはいけません。さよなら。サヨナラ。
知らぬが仏、知るが煩悩。はてさてどうしたものですか?
どうせ煩悩まみれのこの世なら構うことなく知るが得。
温故知新、故きを温ねて新しきを知る。
では、ビリー・ジョエルのおすすめのアルバムをランキングの発表に移ります。
ビリー・ジョエルの人気おすすめアルバムランキング:第10位~第4位
第10位.「River of Dreams」
発売日:1993年8月10日
おすすめ曲:River of Dreams
【収録曲】 01. No Man’s Land 02. Great Wall of China 03. Blonde Over Blue 04. Minor Variation 05. Shades of Grey 06. All About Soul 07. Lullabye (Goodnight, My Angel) 08. River of Dreams 09. Two Thousand Years 10. Famous Last Words |
1990年代に発表された唯一のアルバムです。
全米1位獲得アルバムにもなりました。
ビリー・ジョエルらしいピアノメインの曲やロック、R&Bをベースにした曲など様々な要素が詰め込まれています。
これはビリー・ジョエルのアルバム全般的に言えると思います。
アルバムの中の1曲を聴いて判断出来ない作りになっているんですね。
一通り聴かないと見逃す名曲があったりします。
上手い。やるね。この商売上手~って感じです。
おススメの「River of Dreams」もシングルで全米3位にランクインしました。
ちなみに隠れ名曲は「Lullabye」ですね。
第9位.「Storm Front」
発売日:1989年10月
おすすめ曲:We Didn’t Strat the Fire
【収録曲】 01. That’s Not Her Style 02. We Didn’t Start The Fire 03. The Downeaster ‘Alexa’ 04. I Go To Extremes 05. Shameless 06. Storm Front 07. Leningrad 08. State of Grace 09. When in Rome 10. And So It Goes |
このアルバムも全米1位を獲得。
おススメ曲「We Didn’t Strat the Fire」もシングル全米1位を獲得しています。
もうこの頃は実力、知名度ともに文句無しですよね。
ポップで親しみやすいメロディーもいかにもアメリカで。
この頃日本ではバブル真っ最中。
猫も杓子も浮かれまくっていましたっけ?
そういえば、なんかアメリカのFMラジオ放送を真似たようなのがあった記憶があるんですけど、何処行ったんですかね?
その番組でも聴いた気がするんですけど。
まあいいや。そんなバブル時代を思い出す1枚でもありますね。
第8位.「The Nylon Curtain」
発売日:1982年9月
おすすめ曲:Goodnight Saigon
【収録曲】 01. Allentown 02. Laura 03. Pressure 04. Goodnight Saigon 05. She’s right on time 06. Room of our own 07. Surprises 08. Scandinavian skies 09. Where’s the orchestra |
ビリー・ジョエルにしては、社会的メッセージの楽曲が多いアルバムだと思います。
おススメ曲の「Goodnight Sigon」はベトナム戦争の鎮魂歌として知られています。
戦場の兵士の目線で歌詞は綴られています。
「Allentown」はペンシルベニア州の工業都市アレンタウンの話で、その街の衰退をそこに生きる人々の目線を通して歌われています。
どちらもビリー・ジョエルの代表曲と言ってもイイでしょう。
やはりビリー・ジョエルらしいメロディーは秀逸です。
第7位.「Glass Houses」
発売日:1980年3月日
おすすめ曲:You May Be Right
【収録曲】 01. You May Be Right 02. Sometimes A Fantasy 03. Don’t Ask Me Why 04. It’s Still Rock And Roll To Me 05. All For Leyna 06. I Don’t Want To Be Alone 07. Sleeping With The Television On 08. C’etait Toi (You Were The One) 09. Close To The Borderline 10. Through The Long Night |
それまで多数のゲストミュージシャンとの録音が多かったビリー・ジョエルのアルバムでしたが、このアルバムはメンバーを固定してよりロック色の強いアルバムになっています。
グラミー賞男性ロック・ボーカル部門を受賞しました。
それまではビリー・ジョエルといえばロックというより、どちらかというとポップ・ミュージックとして捉えていました。
それがいい意味でチョッと違うかもと思ったアルバムでもあります。
そして30年以上経って改めて聴くと、やっぱりビリー・ジョエルはロックではないという結論に至りました。(笑)。
元に戻りました。ビリー・ジョエルはビリー・ジョエル。ピアノマンです。
第6位.「52nd Street」
発売日:1978年10月
おすすめ曲:My Life
【収録曲】 01. Big Shot 02. Honesty 03. My Life 04. Zanzibar 05. Stiletto 06. Rosalinda’s Eyes 07. Half A Mile Away 08. Until The Night 09. 52nd Street |
1978年にリリースされたアルバム。
かの名曲「Honesty」が収録されています。
ビリー・ジョエルの曲の中でも特に有名な曲ですよね。
このアルバムは、ジャズやフュージョンのミュージシャンをゲストに迎え録音されました。
当時では洗練された都会のサウンドだったんですよ。
その3年後、日本では寺尾聰の「ルビーの指輪」が流行りました。
確かそのバックミュージシャンも、当時トップクラスの日本フュージョンのミュージシャンでしたもんね。
ん?なんか似てるぞ。におうにおう。
今聴いても当時の演奏のレベルは半端ないですよ。
特にバンド経験のある方なら分かると思いますが、メチャメチャ上手いです。
当然打ち込みやデジタル音加工など無く、全てミュージシャンの演奏ですからね。・・・
まあ本来そうあるべきなんですけどね。
言ってみれば今が本末転倒なのかな?もしかして。
このアルバム、演奏を重視で聴いてみてはいかがでしょうか?
ついでと言ってはなんですが、寺尾聰のアルバム「Reflections」の演奏も聴いてみてください。
日本の誇る名盤です!
あらためて‘80年前後の音楽レベル高すぎっ‼ 参りました。
第5位.「Stranger」
発売日:1977年9月
おすすめ曲:The Stranger
【収録曲】 01. Movin’ Out (Anthony’s Song) 02. The Stranger 03. Just the Way You Are 04. Scenes from an Italian Restaurant 05. Vienna 06. Only the Good Die Young 07. She’s Always a Woman 08. Get It Right the First Time 09. Everybody Has a Dream |
ビリー・ジョエルの名を一気にスターダムまで押し上げる大ヒットを記録しました。
累計1000万枚以上を売り上げたモンスターアルバムですね。
それまでの4枚のアルバムである程度の知名度はあったものの、このアルバムはそれを凌ぐ勢いで売れました。
「The Stranger」は日本でもディスコブームで同じ振り付けで踊られたりしたそうな。さすがにそれは知りません。
なぜって?そりゃランドセル背負ったままディスコには入れませんでしたから。チッ。
何年か後にラジオで聴くのが精一杯。それで勘弁してください。
ナウなヤングにはバカうけしたシャレた1枚です。
第4位.「Piano Man」
発売日:1973年11月
おすすめ曲:Piano Man
【収録曲】 01. Travelin’ Prayer 02. Piano Man 03. Ain’t No Crime 04. You’re My Home 05. The Ballad Of Billy The Kid 06. Worse Comes To Worse 07. Stop In Nevada 08. If I Only Had The Words (To Tell You) 09. Somewhere Along The Line 10. Captain Jack |
ビリー・ジョエルにとって2枚目にして初のチャートインをしたアルバムです。
1枚目のアルバムがセールス的に不調だったために、芸名を使ってロサンゼルスやサンフランシスコでピアノの弾き語りをしていたビリー・ジョエルでしたが、ラジオ放送で自身の曲が流れ評判となります。
これがキッカケでこのアルバムが制作されたんですね。
ビリー・ジョエルらしい曲が詰まっていて定番アルバムと言ってもいいんじゃないでしょうか?
どうでもいい話ですが、ジャケットは怖っ!て思いました(笑)。
さて、ビリー・ジョエルのおすすめアルバムランキングはついにここからトップ3です!
どんなアルバムがランクインしているのでしょうか?
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