生きる伝説と云われ、今もなお精力的に活動を続ける盲目のピアニスト・Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)。
馴染みやすいメロディーが、現在でも世界中の人々を魅了し続けています。
彼の曲は、メロディーやアレンジだけでなく歌詞もとても深い楽曲が多いです。
今回はそんなスティーヴィー・ワンダーの楽曲の中でも私の好きな歌詞をランキング形式で紹介したいと思います!
Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の楽曲について
Stevie Wonderは1961年に11歳という若さでデビューして以降ヒット曲を連発しグラミー賞の常連としても知られています。
ほぼ全ての楽曲の作詞作曲編曲を行い、ピアノ・ボーカルだけでなく数々の楽器をこなすマルチ・インストゥルメンタリストです。R&B、ファンク、ポップスと幅広いジャンルの楽曲を作曲し、数々の名曲を世に送り出してきました。
馴染みやすいメロディーと、対照的に複雑なサウンドが魅力的で今まで聞いたことのない音に挑戦するなどの遊び心が垣間見える楽曲も数多くあります。
それに加えてなんといってもスティーヴィーの歌声と演奏が素晴らしく、ライブ映えするアーティストNo.1だと思います!
慈善活動や平和活動にも盛んに参加しており、優しい人柄や愛に満ちた表情も魅力のひとつです。
歌詞にもそんな彼の人柄がとてもよく反映されています!
Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の好きな歌詞ランキング:第10位~第4位
第10位.「For Your Love」
発売日:1995年3月21日
収録アルバム:「Conversation Peace」
作詞:Stevie Wonder
「For Your Love(君の愛のためなら)」
アルバム「Conversation Peace」に収録されている「For Your Love」は、愛に満ちた最強のラブソングです。
スティーヴィーらしい優しさに溢れていて、「あなたのため」というシンプルなメッセージを高らかに歌い上げています。
歌詞だけでなく曲全体の構成が素晴らしく、これでもかというほど転調して終盤の盛り上がりがハンパないです!笑
聞くだけで愛に満ちた感情になります。是非聞いてみてください!
第9位.「My Cherie Amour」
発売日:1969年1月28日
収録アルバム:「My Cherie Amour」
作詞:Stevie Wonder
「My cherie amour(大切な愛しい人)」
アルバム「My Cherie Amour」に収録されている「My Cherie Amour」は、大人な雰囲気が漂うこちらもラブソングです。
タイトルに出てくる「Cherie(シェリー)」ですが、私は完全に人の名前だと思っていました。笑
実はこの曲のタイトルは英語とフランス語をミックスしたタイトルしています。
「my」は英語で「私の」、「cherie amour」は「大切な愛する人」というフランス語です。
この事実を知ったときは、人の名前だと思っていた恥ずかしさと、タイトルのお洒落さに衝撃を受けたのを覚えています。笑
タイトル通りお洒落な楽曲なので、是非聞いてみてください!!
第8位.「Living for the City」
発売日:1973年8月3日
収録アルバム:「Innervisions」
作詞:Stevie Wonder
「Living for the City(汚れた街)」
アルバム「Innervisions」に収録されている「Living for the City」は、人種差別に対する講義のメッセージが込められた楽曲として有名です。
アメリカ南部に生まれた黒人青年の苦痛や憤りを辛辣に表しています。
タイトルからも分かる通り、珍しく感情的になったスティーヴィーが想像できます。
じつはこのアルバムが発売される数ヶ月前にニューヨークで10歳の黒人少年が白人警官に射殺される事件がありました。
この少年の葬儀にもスティーヴィーは参列しておりコメントを残しております。
スティーヴィーは黒人差別問題に真摯に向き合い続けた人だということがとてもよくわかります。
現在もなお、黒人が白人警官に暴力を振るわれる事件などを度々目にします。
なぜかこの曲を聞くたびに、「今スティーヴィーは何を想っているのか」がを考えさせられます。
そんな深いメッセージが込められたこの曲を是非聞いてみてください!なにはともあれカッコイイです!笑
第7位.「For Once in My Life」
発売日:1968年
収録アルバム:「For Once in My Life」
作詞:Ron Miller
「For once in my life I have someone who needs me Someone I’ve needed so long」
(人生でただ一度 僕を必要としてくれる人に会えたんだ 長い間 僕が求めていた人に)
アルバム「For Once in My Life」に収録されている「For Once in My Life」は、アップテンポなラブソングです!
実はこの曲、スティーヴィーが歌うよりも前に複数のアーティストが歌っていた曲です。
当初はスロー・バラードでしたが、スティーヴィーがアップテンポにアレンジして大ヒットしました。
若々しい青春のような匂いがプンプンするこの楽曲ですが、私は聞くたびになぜか泣きそうな気持ちになります。笑
言葉では表しにくい苦い経験があったのかもしれません。笑
何かの映画の挿入歌としても起用されており(すみません映画タイトルは忘れました…。笑)その時も不意を打たれてなぜか泣いてしまいました笑
是非皆さんも聞いてみください!
第6位.「You Are the Sunshine of My Life」
発売日:1973年2月
収録アルバム:「Talking Book」
作詞:Stevie Wonder
「You are the sunshine of my life(きみは僕の人生の太陽)」
アルバム「Talking Book」に収録されている「You Are the Sunshine of My Life」は、純粋で素直なラブソングです。
この曲のポイントは「Sunshine」だと思います!つまり「太陽」。
スティーヴィーが歌うからこそこの曲は成立すると思います。
ご存知の通り、スティーヴィーは目が不自由です。
太陽の光を感じたことがあるのかどうかもわかりません。
そんな彼が「太陽」を歌うということに私は感動しました。
「太陽の光」は見られなくても「太陽の暖かさ」を感じ取ることができているのでしょう。
それを女性に例えて表現していることにとても感動します。
是非皆さんも聞いてみてください!
第5位.「Superstition」
発売日:1972年11月
収録アルバム:「Talking Book」
作詞:Stevie Wonder
「Very Superstitious(まさに迷信)」
アルバムからのシングルカット曲「Superstition(迷信)」は、アルバムのセッションに参加したギタリスト「ジェフ・ベック」へ、返礼のために書いた楽曲といわれています。
この曲の歌詞は、いくつかの迷信に言及しそれを否定しているというものです。
ヒットチャートも賑わし、全米シングルチャート1位を記録しています。
数々のアーティストにもカバーされており、日本ではコブクロがカバーしていることでも有名です。
世の真実をスティーヴィーは見抜いていたからこそ、迷信なんかに惑わされずに生きろというメッセージを残しているのでしょう。
目は見えずとも真実が見えているスティーヴィーはやはりすごいです。
とてもかっこいい曲なので是非聞いてみてください!
第4位.「Happy Birthday」
発売日:1980年9月29日
収録アルバム:「Hotter than July」
作詞:Stevie Wonder
「For in peace our hearts will sing Thanks to Martin Luther King」
(平和を願い僕らの心が歌う マーティン・ルーサー・キングへの感謝を込めて)
「Happy Birthday(ハッピー・バースデイ)」は、今では誕生日ソングのスタンダードして有名な楽曲ですね!
実はこの曲が作られた背景には、ある人物の姿があります。
アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者として知られるマーティン・ルーサー・キング・ジュニアです。
彼の誕生日1月15日をアメリカ合衆国の国民の祝日にすべきとする運動に関わっていたスティーヴィーが、キング牧師に捧げた曲として知られています。
上の歌詞をみても分かる通り、キング牧師への敬意を表しています。
その他キング牧師のことを想って書いたと思われる歌詞も多く、単なる誕生日ソングではないメッセージ性を感じさせられます。
是非黒人差別問題へのメッセージと捉えてこの曲を聞いてみてください!
さて、Stevie Wonderの好きな歌詞ランキングはついにここからトップ3です!
どんな歌詞がランクインしているのでしょうか?
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