DTMの初心者は何からやる?初心者だった私がおすすめする3つの方法

今はアプリや機材が安く手に入るようになって、DTM人口が増えてきていますね。
SNSや音楽配信ストリーミングで個人が発信できる時代、「誰でも作曲家時代」なんて言葉も聞きました。

バンドはちょっと..でも音楽が好きで、自分も何か曲をつくってみたい!
意気込んで用意はしたものの、作曲の仕方に煮詰まるDTM初心者は多いのではないでしょうか?

私もDTMをしていますが、うまくアウトプットできないもどかしさがありました。
「頭の中に曲のイメージはできている」「でも何を学べばいいかわからない」などなど。

そこで、私も実践している「まず1曲作れるようになるコツ」を3つ

・好きな曲をコピーしてみる
・コード進行から作ってみる
・音学をしてみる

を紹介します!


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好きな曲をコピーしてみる

いきなりですが既存曲を真似して打ち込むパターンです。

「オリジナルじゃなくて真似?」と思うかもしれませんが、音楽経験も少なくDTMを初める場合、ソフトの扱いやEQの名称など分からないことだらけだと思います。

例えば、ヒット曲にはよく使われるコード進行や時代に合わせた音色が、見えないけれど参考書のようにたくさん隠されています。

スコア本を購入、手持ちの曲のコード譜を表示してくれるアプリ『YAMAHA Chord Tracker(無料)』などを利用する、耳を鍛えるのにできる範囲で耳コピもOK!

Chord Tracker

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まず音を出しながら、捉えやすいリズムからソフトを確認するつもりで打ち込んでみましょう。さわっていくうちに段々と曲の構成が理解できて、自分の好みも分かってきます。

ピアノロールや鍵盤操作もこればかりは慣れですから、場数を踏んでいきましょう。
好きな曲や「こんなジャンルの曲が作りたい」と、自分が楽しめる楽曲を選ぶのもポイントですね。

ちなみに私が実践しているのは、好みの部分や気になった単語(DTM用語)をとにかくメモしておいて後からネットで調べています。
「あれ?」と疑問が湧いたことは、自分の色=個性になる部分だったりするので、オリジナリティに繋がったりするんですよ〜。

一音だけ聞いて、「あのアーティストだ!」と分かる音楽ってかっこよくて憧れますね。

コード進行から作ってみる

上にも少し書きましたが、ヒット曲に多いパターン切なく感じるコード進行など、いくつかの決まったコード進行があります。
コード進行に著作権はないので、同じのは使っちゃだめ!とか無いです。
拝借自由です。

例えば、「明るく軽い雰囲気の曲が作りたいなあ」と思ったとします。そこで先にオケをカノン進行で作ってしまうとか。「クールで切ない曲が合うなあ」と考えたら、小室哲哉進行をマイナーでコードに使うなど。

メロディにコードが左右されないので、骨組みが整った曲が作れるし何より曲になります!初心者には大事なポイントですね。

コード進行は『U-フレット』などのサイトに掲載されています。
ネットで検索するとたくさん出てきますが、ここは再び『好きな曲のタイトル コード(またはChords)』で検索もおすすめします。

「ここのサビのベースがかっこいい」と思って調べると半音階的進行だった、など自分のツボを理解できるので、オリジナル曲に活かせます。
本当にシンプルなものだとCとDとGの3つのコードでも曲は作れます。

その際、メロディはコードに含まれる音を使ってみてください。
慣れてきてコード進行の引き出しが増えれば、それだけ幅広い作風の曲が作れます。
邦楽と洋楽の好まれるコードパターンを見つける!とか拘るのも面白いですよ。

音学をしてみる

人によってはDTMに音楽理論は必要ないという意見もありますが、私は音楽の基礎知識はあったほうがいいと断言します。
DTMで作曲を進めるうちに、通る道というか知っていたほうが結果早いです。

もちろん、今すぐに楽典や作曲法を覚えるとなると時間と労力がかかります。
まずは使っているDAWソフトの参考本や、ネットで疑問に思うことを都度調べてみましょう。

おすすめのDTMサイトは『Sleep freaks』と『Music Viral』です。

どちらもDTMの作曲講師が、わかりやすく丁寧に解説しているのでとても参考になります。
今はYouTubeでも音楽講師の方が、音楽理論を説明して載せているので動画学習もいいですね。つい他の動画を見ないようにしないとアレですが。

音楽理論でガチガチに曲を固めなくても、音名やコードの成り立ちなど知っておくだけでもある程度狙って曲が作れるので作曲が楽になります。何より学んでおいて損はないです。

ポイントは「気になったところから」やる。いきなり全範囲学ぶと、肝心の曲を作るアウトプット作業が減ってしまうので、軽くクイズ解きの気持ちでOKです。

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DTM初心者がとりあえず1曲作るために最低限必要なもの

1曲作れるようになる3つのコツを踏まえた上で、これだけあれば曲が作れる必要なものを、2つ紹介します。

DAWソフト:Logic pro X

DTMをするために必要となるソフトがDAW(Digital Audio Workstation)です。

私のおすすめするDAWソフトは、Logic pro Xです。
LogicはApple社が出しているMac専用の音楽制作ソフトウェアですが、多数あるソフトの中でも圧倒的にコスパがいいです。

というのも、元々備わってるエフェクトや音源の種類が豊富なこと、プロ仕様のハイレベルなツールが23.800円(2019.9月現在)と破格で手に入ること。

Logicの操作ができれば、ミックスからマスタリングまで大体のDTM作業が完結します。
あれこれ揃えるよりこれをまず一本で十分かなと、一押しソフトですね。

Logic pro X

ガジェット:Mac, i phone, i padなど

こう言ってしまうと当たり前ですが、Apple社のガジェットを1台でも持っていれば、すぐにでも曲は作れます。回し者ではないですが。

MacにはLogic pro Xの前身となる、DAWソフト GarageBandが搭載されていますし、今は無料でシンセ・ビート作成アプリがたくさんリリースされています。

GarageBand

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操作が自分に合うかは、ある種直感なので、ピンときたものを試してみるのがおすすめです。

私もそうなんですが、腕が追いつくまでは機材や戦力になるものを揃えすぎる傾向があると思うんですね。
もちろん、音源などは値段が上がるほど洗練されて曲の出来栄えが全く違うものに映えることはあります。

ただ、とりあえずやってみるのが大事かなと、自戒を込めて改めて思いました。

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まとめ

まとめると、DTMの初心者が何からやるかは

1.好きな曲をコピーしてみる
2.コード進行から作ってみる
3.音学をしてみる

この3つが、私のおすすめです。

DTMは一人で作業が完結できる分、やることが多くて初めのうちは戸惑ってしまいますよね。
真面目に考えるほど、手は止まってしまうので『音楽理論3:実践7』ぐらいで、どんどん音を出していきましょう。センスは減りません!出せば伸びます。

では、DTMでの音楽制作を楽しんでくださいねー!

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