SUPER JAPAN TOUR 2016 -YOKOHAMA SPECIAL- 横浜アリーナ2日目。ライブ会場となった横浜アリーナは、改装工事を終え7月に営業を再開したばかりです。
横浜アリーナのリニューアルとともに、新生THE YELLOW MONKEYがライブをすることには、メンバー達も特別な思いがあったようです。
初日ではスペシャルライブにふさわしく、これまでとはガラッと変わったセットリストや演出に加えてサプライズ発表までありました。
今回は、二日目となる横浜アリーナのスペシャルライブに行ってきた40代女性の方にお話を伺いました。
THE YELLOW MONKEY 2016/8/3 感想ライブレポ
タイトル:SUPER JAPAN TOUR 2016 -YOKOHAMA SPECIAL-
開催日 :2016年8月3日
会場 :横浜アリーナ
※セットリストは記事の最後に記載しています。
THE YELLOW MONKEYの15年ぶりのツアーの追加公演で、「YOKOHAMA SPECIAL」と題された横浜アリーナ2日目。
横浜アリーナは、解散前のイエローモンキーがよくライブを行い、私自身も何度か訪れた「聖地」とも言われる場所です。再びこの地でイエローモンキーを観るために、このライブに参加しました。
この日は、BSスカパー!の生中継もありました。「YOKOHAMA SPECIAL」の名の通り、普段のツアーとは違う内容になるとのことでしたが、まだツアーに参加できていない人のためにも、違う内容を中継したのかもしれません。
ライブ本編スタート
いきなりオープニングの「RAINBOW MAN」で、通常のライブとは違う内容に、驚きで涙する人も見受けられました。
続く「ROCKSTAR」は通常のメニューにも含まれてますが、少々アレンジが変わっていました。
セットリストに応じて変えてくるところはさすがです。
「サイキック№9」は活動休止直前に出た曲で、シンプルなロックンロールでしたが、新しいサポートキーボーディストのアレンジもあり、また厚みが出て聴こえました。
MCでは、「今夜はイエローモンキーにとって、聖地ともいえる場所に帰ってこれた。生中継もやってもらえて、最高の夜にしたい」と語りました。
「TVのシンガー」「ゴージャス」とファンには定番の2曲連続の流れも懐かしくて嬉しかったです。
吉井和哉の不思議なギターの音色から「天国旅行」へ。
これぞイエローモンキーという、重厚な音で、アウトロのギターとピアノの静かな掛け合いまで、息を呑んで聴き入りました。
さらにマニアックな「創生児」「HOTEL宇宙船」と続きました。
通常メニューは、ファンサービス的な曲が多いのですが、「YOKOHAMA SPECIAL」のこの日は、ディープなファン向けの選曲と感じました。本人たちにとっても、横浜アリーナでの思い出深い曲を選んだそうです。
本編中盤の「空の青と本当の気持ち」は、イエローモンキー全員の音が1つの塊となり、素晴らしい空間を作り出していて、この日特に感動的なシーンでした。
そして「名刺代わりに作った曲、みんなとの絆の曲」と紹介し、新曲「ALRIGHT」へ。
続く「SPARK」は定番ですが、やはり盛り上がります。吉井和哉が上手の客席へおりていき、大パニックとなっていました。
「見てないようで見てる」では、ギターのエマが下手の花道へ、ベースのヒーセが上手の花道へ移動しました。
今回の花道は、客席に向かって下り坂になっており、先端まで来ると、客と同じ目の高さになり、かなりの至近距離で見ることができました。
メンバー紹介~ライブ後半
「SUCK OF LIFE」では恒例のメンバー紹介。
吉井さんは、それぞれのメンバーをとても尊重して語り、再びこのメンバーでバンドが出来ることの嬉しさが滲み出ていました。
また、この曲はインディーズ時代からやっていて、これからもビンテージになるよう成長させていきたいと話していました。
さらに「バラ色の日々」を歌う前には「これからも一緒にバラ色の日々を探しに行ってくれませんか」と呼びかけました。
ファンと一緒に今後の人生を歩んでいこうという姿勢は、以前の尖ったイエローモンキーとは違い、解散から15年を経てうまれた新しい気持ちかもしれないと感じました。
本編ラスト「悲しきASIAN BOY」では、メンバーが左右に入り乱れます。ライブの定番曲は、やはり非常に盛り上がりました。
アンコール
アンコール1曲目の「パール」でも、ギターとベースが入れ替わって移動してきて、花道の周りは大興奮でした。
そして、前日は「BURN」だったところが「LOVE LOVE SHOW」に変更になっていました。
吉井さんが、下手の花道から客席へおりていき、私はその近くの席だったため、大混乱となりました。
客が手をのばす中を、吉井さんは乱れることなく歌いつづけ、去ったあとも私の周りは興奮冷めやらぬままでした。
続く「SO YOUNG」も、イエローモンキーの横浜アリーナらしい1曲でとても心に染み入りました。
吉井和哉のメッセージ
アコースティックギターを持った吉井さんは「夢の様な時間が終わってしまう。終わりたくない」と言いながら、インディーズ時代からの名曲「WELCOME TO MY DOGHOUSE」へ。
いつもにも増してメンバーも激しくかっこよかったです。
最後に「イエローモンキーとして、横浜アリーナで再びライブをやることが夢だった」と言い「これからもイエローモンキーを心のBGMにしてください」と呼びかけました。
ラストの「JAM」ではサビを大合唱、感動的な空気に包まれたまま、ライブは終わりました。
そして、暗いままの場内に映像が流れはじめ、2017年にドキュメンタリー映画が公開されることがサプライズ発表され、大歓声が起こりました。
終演後、会場から新横浜駅までの間にある複数の飲食店から、イエローモンキーの曲が聴こえてきました。
中には、DVDを流してる店もあったようです。
街をあげて、盛り上げてくれる雰囲気も嬉しかったです。
THE YELLOW MONKEY 2016/8/3 セットリスト
1. RAINBOW MAN |
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