2009年に公開され、その映像美と壮大な世界観で世界を魅了した映画「アバター」。
デジタル3D映像を世に広めたことでも話題となっており、既に続編に関する話題も何度か挙がっていました。
そして今回、ジェームズ・キャメロン監督より、新しい情報が明らかにされました。
「アバター」続編は全部で4作!2作目のあらすじ、全体のストーリーは?
ジェームズ・キャメロン監督は「アバター」に関して、続編を4作加えて「1」を含めた全5部作のサーガとして完成させることを明らかにしました。
もともとアバターは公開後から続編が3作製作される予定になっておりましたが、すべての物語を伝えるために、続編を4作に増やすことが決定されました。
今後上映される4作品は、すべて単独作品として成立はするものの、5作品すべてを合わせることで壮大な物語が誕生するということです。
ジェームズ・キャメロン監督は2作目のあらすじについて、「舞台である惑星パンドラでの初期の探索に関する内容になる」と話しています。つまり1作目の前日譚にあたるストーリーですね。
確かに1作目の段階で、惑星パンドラの開発はある程度進んでいましたが、人間がどういった経緯でその惑星資源が発見したか、どのように拠点を設けたかなどは描かれておりませんでした。
続編と銘打ってはおりますが、全5部作という形で全ての物語を完結させるとのこと。今後の作品では惑星パンドラの様々な時間軸を行き来することになるのではないかと私は予想しています。
アバター2注目のキャストと公開日は?
続編のキャストとして発表されているのは、前作で主演を務めたサム・ワーシントン、ヒロインのゾーイ・サルダナ、研究責任者兼博士役のシガニー・ウィーバー、悪役の大佐を演じたスティーブン・ラング。
前作でメインキャラクターを演じたキャストたちは、揃って出演が決定しています。前作では死亡したキャラクターを演じたキャストの出演が決まっていることからも、「1」以前の物語が詳しく描かれることになりそうです。
特にシガニー・ウィーバーとスティーブン・ラングの両名は、脇役ながらかなりいい存在感を出していたので、続編での活躍に私は一番期待しています。
ちんみに敵役として“ターミネーター”こと、アーノルド・シュワルツェネッガーの名前も挙がっているそうです。
ただ、こちらに関しては正式な決定はまだなく、未定のまま。悪役の軍人役として名前は挙がっているそうですので、ぜひ出演して作品を盛り上げていただきたいところです。
「アバター2(仮題)」は2018年のクリスマスに全米公開される予定で、日本の公開日がいつになるかは未定ですが、恐らく同時期には公開されることが予想されます。
敵は「1作目ヒットの壁」!?
「アバター3(仮題)」は2020年
「アバター4(仮題)」は2022年
「アバター5(仮題)」は2023年に順次公開予定とされています。
初期の予定より時期が遅れているそうですが、脚本や舞台装置の準備は着々と進んでいるとのことです。
しかし、ヒット作の続編につきまとうのはやはり「1作目の壁」でしょう。
1作目のアバターが衝撃的な作品となったのは、その映像美もさることながら、当時革新的であったデジタル3D映画の登場を示したことにもあります。
「観るのではない。そこにいるのだ。」というキャッチコピーにもあるように、3D上映が前提として制作された作品であり、最初から「映画館での新しい体験」を加味して考えらえた映画なのです。
その映像革命戦術の結果として、「アバター」は社会現象レベルでのヒットを生み出すことになりました。
今では映画の3D上映はもはや一般的。
観客にとっても新鮮味は無いでしょう。席が動く4DXでの上映もありますが、1作目の時のように映画を盛り上げることができるかどうかは怪しいところ。
1作目のヒットがあるからこそ、現段階での続編への評価や期待度は厳しいものだと私は思います。
とは言え、ジェームズ・キャメロン監督は「タイタニック」や1作目の「アバター」の時も公開前の下馬評を大きく覆すことに成功してきた「逆境の人」。
もしかしたら続編公開に合わせて新たな映像技術・映像革命を持ち込んでくるかもと個人的に期待しています。続報も含め、監督の戦術に注目していきたいと思います。
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