『スパイダーマン』新シリーズの正式な始動が決定し、先日その新たなシリーズ１作目のタイトルが『スパイダーマン ホームカミング』になると発表されました。
今まで２度映画化されてきた人気ヒーローが、また新たな装いで帰ってきます！
『スパイダーマン ホームカミング』公開時期やあらすじは？
『スパイダーマン ホームカミング』は２０１７年７月７日に全米公開が決定。日本での公開は同年夏になるとのこと。夏休みの目玉映画として注目されるのは間違いないでしょう！
ストーリーについては、残念ながら詳しい内容はまだ明かされていません。ただ、前々から「スパイダーマンの誕生の物語にはしない」と発表されていたそうなので、今まで映画化されたスパイダーマン誕生に関する映画とは少し違うようです。
さすがにスパイダーマン誕生のために、ベン叔父さんを何度も強盗に殺させるのに嫌気がさしたのかもしれません。しかし、『インクレディブル・ハルク』でも主人公がハルクに変身するまでの経緯を回想シーンで短くまとめていましたし、その分ハルクが暴れまわるアメコミらしい場面に尺を回せていましたので、意外と賢明な判断かもしれません。
ともかく内容については続報を待つ必要がありますが、副題の「ホームカミング」はアメリカの高校卒業イベントのことを指しますので、スパイダーマンことピーター・パーカーの高校生活とその終わりがメインになることが予想されます。
注目のキャストは？アイアンマンの出演は決定済み！
主人公のピーター・パーカーを演じるのは、１９歳の英国俳優トム・ホランド。『キャプテン・アメリカ シビル・ウォー』に登場するスパイダーマンも彼が演じています。
またアイアンマンことトニー・スタークを演じるロバート・ダウニー・Jrの出演も決定しています。『シビル・ウォー』では協力関係になることが発表されているアイアンマンとスパイダーマン。その協力体制に至るまでの経緯が明かされるかもしれません。二大人気キャラクターの絡みに注目したいところです。
敵役には『バードマン』や『スポットライト』で注目を集めているマイケル・キートンが挙げられていて、現在出演交渉中とのことです。最近はアカデミー賞作品との関連で話題になることが多いですが、彼も『バットマン』（１９８９）を演じた元ヒーローであるということを忘れてはなりません。私としてはぜひ出演してもらって、今度は悪役として若いヒーローを苦しめる姿を見せてほしいと思ってしまいます。
ちなみに『アメイジング・スパイダーマン』で主演を果たしたアンドリュー・ガーフィールドは出演しません。『アメイジング』シリーズが無かったことにされてしまったので、キャストも刷新される様子です。
『ターミネーター３』なんかも無かったことにされましたが、アーノルド・シュワルツェネッガーがその後もシリーズに出演できたこととの違いは、人気とキャリアの差でしょう。悲しいけど、これって現実なんですよね。
マーベルに“帰ってきた”スパイダーマン。ようやく他のヒーローとの共演が可能に！
『スパイダーマン』は今まで二度シリーズとして映画化される程に人気を博してきましたが、『アベンジャーズ』など他のヒーローとの共演は見られませんでした。というのも、今回の新作まで『スパイダーマン』の映画配給権を、コミック原作発行元であるマーベル・スタジオではなく、ソニー・ピクチャーズが持っていたためです。
それが今回の新シリーズより、マーベル・スタジオと提携して製作されることになったため、スパイダーマンは『シビル・ウォー』をはじめ、他ヒーローとの共演が果たせるようになりました。
ショー・ビジネスの権利関係は何かとややこしいので深くは掘り下げませんが、ともかくスパイダーマンはマーベルに帰ってきたという感じです。役者は変わっていますが。今後も多くのヒーローキャラクターの映画化が予定されています。今後は誰と誰が競演を果たすのか、今から期待したいところです。
ヒーロー同士、夢の競演ですので、俳優のギャラの問題とか会社の権利問題とか至極現実的な問題で揉めたりしないよう、切に願っています。
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