1960年代から第一線で活躍し続け、数々の名曲を世に送り出し続けてきたStevie Wonder(スティービーワンダー)。
映画の主題歌で大ヒットしたナンバー「I Just Called to Say I Love You」や、本人も出演したキリン「Fire」のCMのために作られた楽曲、「To Feel The Fire」等で多くの人がその歌声を耳にしていることと思います。
しかし、彼の生み出してきた楽曲には、世間一般にはあまり知られていない隠れた名曲が沢山あります。
そんなStevie Wonderの人気のおすすめアルバムをファンが厳選して、ランキング発表してみたいと思います。
Stevie Wonderの人気おすすめアルバムランキング:第10位~第4位
【第10位】 『THE WOMAN IN RED』
発売日:1984年8月28日
おすすめ曲:「I Just Called to Say I LoveYou」「It’s You」
【アルバム収録曲】 1:The Woman In Red 2:It’s You (with.Dionne Warwick) 3:It’s More Than You 4:I Just Called to Say I Love You 5:Love Light in Flight 6:Moments Aren’t Moments (with.Dionne Warwick) 7:Weakness (with.Dionne Warwick) 8:Don’t Drive Drunk |
Gene Wilderが主演・監督を務めた大ヒット映画『THE WOMAN IN RED』のサウンドトラック盤として、リリースされた作品。
Stevie Wonderの代表作である4曲目「I Just Called to Say I LoveYou」を収録しており、曲のタイトルを知らなくても、年代問わずメロディーを聴けば「これ知ってる!!」と言う人が多いのでは?
80年代の洋楽を代表するヒットナンバーの一曲であり、キャッチーでPOPなメロディーラインと、首を振りながら歌い上げるミュージックビデオでの姿は、一度見たら忘れられないインパクトがありました。
このアルバムでは、Dionne Warwick(Whitney Houstonの従姉妹としても有名)とのデュエットソングも多数収録されていて、そういった点でも貴重なアルバムです。
【第9位】 『IN SQUARE CIRCLE』
発売日:1985年9月13日
おすすめ曲:「Part-Time Lover」「Overjoyed」
【アルバム収録曲】 1:Part-Time Lover 2:I Love You Too Much 3:Whereabouts 4:Stranger On The Shore Of Love 5:Never In Your Sun 6:Spiritual Walkers 7:Land Of La La 8:Go Home 9:Overjoyed 10:It’s Wrong (Apartheid) |
Mary J. Bligeのカヴァーでも有名になり、23区のCMソングとしても使われていた根強い人気の傑作バラード、9曲目「Overjoyed」やStevie Wondeの代名詞的ダンサブルヒットナンバーの1曲目「Part-Time Lover」等を収録した、POP色の強い印象のアルバム。
インパクトのあるアルバムジャケットと共に、80年代を代表するアルバムの一枚といえるでしょう。
【第8位】 『MY CHERIE AMOUR』
発売日:1969年1月28日
おすすめ曲:「My Cherie Amour」「Yester-Me, Yester-You, Yesterday」
【アルバム収録曲】 1:My Cherie Amour 2:Hello, Young Lovers 3:At Last 4:Light My Fire 5:The Shadow of Your Smile 6:You and Me 7:Pearl 8:Somebody Knows, Somebody Cares 9:Yester-Me, Yester-You, Yesterday 10:Angie Girl 11:Give Your Love 12:I’ve Got You |
1969年9月にリリースされた11枚目のアルバム。
アルバムタイトル曲でもある1曲目「My Cherie Amour」は50年近く経つ今、耳にしても甘酸っぱさと切なさを感じさせるStevie Wonderならではの胸キュンナンバー。
90年代に活躍したHi-FiveのメインヴォーカルだったTony Thompsonが、ソロデビューアルバムでカヴァーしClubでも数多くプレイされ話題になりました。
60年代から変わらず、時代を超えStevieの楽曲が素晴らしかったことを実感出来る一枚だと思います。
【第7位】 『CONVERSATION PEACE』
発売日:1995年3月21日
おすすめ曲:「For Your Love」「Conversation Peace」
【アルバム収録曲】 1:Rain Your Love Down 2:The Edge of Eternity 3:Taboo to Love 4:Take The Time Out 5:I’m New 6:My Love Is With You 7:Treat Myself 8:Tomorrow Robins Will Sing 9:Sensuous Whisper 10:For Your Love 11:Cold Chill 12:Sorry 13:Conversation Peace |
当時のファンがリリースを待ち望んでいた、約8年ぶりに発表されたアルバム。
発売当初は前作からとサウンドのギャップが大きく、かなり戸惑った感がありました(苦笑)。
時間が経ってから聴きなおしてみると、奥深さを感じられるようになった作品。
アルバム全編を通してダイレクトに、過去の作品以上にメッセージ伝わり、胸が締め付けられるような思いをしました。
そして昔から変わらない美しさと優しさと切なさを感じさせてくれる名曲、10曲目の「For Your Love」がどこか安堵感を与えてくれたりと、新境地と懐かしさの両方を感じさせてくれる作品です。
アルバムタイトル曲の13曲目「Conversation Peace」は、当時フジテレビ系で放送されていた「グレートジャーニー」の番組テーマ曲として、当時幾度となく耳にしていた方も多いのではないでしょうか?
【第6位】 『HOTTER THAN JULY』
発売日:1980年9月29日
おすすめ曲:「All I Do」「Rocket Love」「Lately」
【アルバム収録曲】 1:Did I Hear You Say You Love Me 2:All I Do 3:Rocket Love 4:I Ain’t Gonna Stand For It 5:As If You Read My Mind 6:Master Blaster (Jammin’) 7:Do Like You 8:Cash In Your Face 9:Lately 10:Happy Birthday |
ジャケットが真夏の暑さを感じさせる、POP色の強い名アルバム。
K-Ci and Jojoがカヴァーしたことでもしられる、名バラード9曲目の「Lately」
Black Coffeyによるトリビュートアルバムでのカヴァーも好評だった、隠れた名バラード3曲目の「Rocket Love」
Clubでのバースデーコールの定番ソングと化している10曲目「Happy Birthday」など
現在でも耳にすることの多いナンバーが沢山詰っている名盤です。
【第5位】 『JOURNEY THROUGH THE SECRET LIFE OF PLANTS』
発売日:1979年10月30日
おすすめ曲:「Send One Your Love」「Power Flower」「Come Back as a Flower」「Secret Life of Plants」
【アルバム収録曲】 〔Disc 1〕 1:Earth’s Creation 2:The First Garden 3:Voyage to India 4:Same Old Story 5:Venus’ Flytrap and the Bug 6:Ai No, Sono 7:Seasons 8:Power Flower 9:Send One Your Love (music) 10:Race Babbling 〔Disc 2〕 1:Send One Your Love 2:Outside My Window 3:Black Orchid 4:Ecclesiastes 5:Kesse Ye Lolo De Ye 6:Come Back as a Flower 7:A Seed’s a Star/Tree Medley 8:The Secret Life of Plants 9:Tree 10:Finale |
これぞ隠れた名盤と呼びたいアルバム。
同タイトルの映画のサウンドトラックとして、Stevieが3年という時間をかけ完成させた二枚組みの大作。(映画は残念ながらお蔵入りしてしまいましたが。)
「心の旅」をテーマにして作成されたスピリチュアルな雰囲気の強い作品で、芸術的な繊細さを感じさせる仕上がりになっています。
売上げや知名度的に、世間からはStevie Wonderの作品の中では失敗作と位置付けられてしまい、一般的にはほとんど知られることのない作品です。
しかし、ベスト版には必ずと言ってよいくらい収録され、トリビュートアルバムではBrian McKnightによって美しくカヴァーされた〔Disc 1〕9曲目の「Send One Your Love」
隠れた名曲No.1と称される〔Disc 1〕8曲目の「Power Flower」など
儚げながらも美しく切ない、名バラードが多数収録された非常にクオリティーの高い作品です。
【第4位】 『TALKING BOOK』
発売日:1972年10月28日
おすすめ曲:「You Are the Sunshine of My Life」「You and I (We Can Conquer the World)」「Superstition」
【アルバム収録曲】 1:You Are the Sunshine of My Life 2:Maybe Your Baby 3:You and I (We Can Conquer the World) 4:Tuesday Heartbreak 5:You’ve Got It Bad Girl 6:Superstition 7:Big Brother 8:Blame It on the Sun 9:Lookin’ for Another Pure Love 10:I Believe (When I Fall in Love It Will Be Forever) |
いよいよここで、Stevie Wondeを語るのに絶対に外すことの出来ない“70年代黄金3部作”の最初を飾る作品の登場です。
この作品は、人気曲である1曲目「You Are the Sunshine of My Life」や、6曲目「Superstition」といった人気のある楽曲が収録されています。
フェンダー・ローズや、クラヴィネットといった楽器の独特の音色の魅力と、Stevieの持つ力強さと繊細さが全編に存分に発揮された、名曲揃いの骨太な傑作です。
それと同じくらいよく話題に上がるのがJEFF BECKの存在でしょうか。
イギリスの名ロック・ギタリストとして、60年代からStevieと同じく活躍してきた彼はアルバムにもクレジットされ、ギタリストとして「Superstition」でプレイしていますが、元々この曲は彼のバンドBeck Bogert & AppiceのためにStevieが書いた曲だったのに、彼らがリリースする前にStevieがヒットさせてしまったせいで、ひともめあったらしいです(笑)。
このエピソードからも分かるように、Stevie Wondeという人は、昔からジャンルや人種を超え、多くのミュージシャンに影響を与えてきた偉人であると言えるでしょうね。
さて、Stevie Wondeのおすすめアルバムランキングはついにここからトップ3です!
どんなアルバムがランクインしているのでしょうか?
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