ライブハウス風景

ライブハウスのバイトは音楽好きなら天職!仕事内容やメリットを解説

たくさんの音楽と出会える場所「ライブハウス」
一度でも足を運んだ方ならわかるように、ステージに立つアーティストってカッコいいですよね!

そして、それを支えるスタッフも欠くことのできない存在です。キビキビとステージで作業する姿は、アーティストに負けず劣らずカッコいいと思いませんか?

多くのライブハウスではアルバイトを募集していると思います。
しかし、遊びに行ったことはあっても、スタッフの仕事内容や、どんな知識が必要になってくるかなど、不安もあると思います。

そこで、ライブハウスでのバイトを考えてる方のために「ライブハウスでのアルバイト」について、メリット・デメリットを交えながら記事にしてみたいと思います!


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ライブハウスのバイトスタッフって何するの?

ライブ風景

そもそもライブハウスのスタッフってなにをするの?というところから始めていきましょう。

スタッフの仕事内容は大きく分けて「公演前」「公演中」「公演後」「イベント企画」に分けられます。
そもそものイベントを企画すること、そして、ライブの前後の準備片付けと、ライブ中の作業ですね。

スタッフの仕事内容をざっと並べてみました。

開演前

・ホール(客席)、ステージ、楽屋、バーカウンター、トイレ、店舗周辺の掃除
・出演者への対応、案内
・オーダーシート等の準備
・看板書き
・チケットの確認
・設備の点検
・ポスターの貼り付け、フライヤーの折り込み
・バーカウンターのドリンク補充
・待機列の整理

リハーサル中

・機材の運搬、移動、設置
・バミ貼り
・トラブル対応
・照明確認
・演者からのオーダー確認

開演後

・受付
・照明操作
・バーカウンター
・ステージ転換
・物販スタッフ

終演後

・掃除、片付け
・打ち上げ準備
・清算

日常業務

・ブッキング(イベントの企画)
・スケジュール管理
・フライヤー制作、印刷
・電話対応

などなど、書いてないような細かい作業も沢山あります。

もちろん上記の全てがアルバイトの仕事内容ではありません。
普通の飲食店やコンビニになどと同じように、社員スタッフの補佐をすることが多いですね。最初のうちは掃除や、受付、バーカウンターになることが多いです。

しかし、「どうせライブハウスで働くならステージに関われる方がカッコいい!」と思う方もいらっしゃるかと思います。
経験を重ねていくうちにステージでの作業や、照明などのポジションも任せられると思います。

PA(音響)はライブハウスの心臓であり、もっとも重要な部分です。業界未経験のアルバイトがいきなり任せられることはまずないでしょう。

そして、ブッキング(ブッキングスタッフ 通称:ブッカー)とはイベントを企画するために、アーティストを集めることです。
イベントが無ければライブハウスは成り立ちません。

つまりライブハウスの「稼ぎ頭」的な存在です。
コネも友達もいない状態ではなにも出来ませんから、これも未経験でいきなりさせられることはまずないでしょう。

掃除や受付もお客さんが気持ちよく過ごせるために必要な業務です。

また、受付では全てのお客さんの顔を見ることになります。逆にとらえれば、自分の顔を売るチャンスです。
もしあなたがステージに立つ側になれば、「あ、受付してた人だ」と少しでも気にかけてくれるお客さんがいる可能性もありますよね。

音楽関係の友達ができたり、ファン、コネを作るためにも、受付やバーカンの業務はとてもやりがいのあるポジションです。

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照明や楽器の専門的な知識は必要?

考える女性

『業界未経験だし、楽器も弾けない、照明の仕組みもわからない・・・。ドリンクの入れ方やカクテルの作り方もわからない・・・・。』

大丈夫です!どんなアルバイトでもそうですが、最初からなんでもできる人なんていません。
先輩や社員さんに教えられながら少しづつ覚えていきましょう。

ただ、まったく知識がないよりも、多少の用語は覚えていた方がスムーズに働けると思います。
「ライブハウス 用語」などと検索すると参考になるサイトがいくつかありますので、事前に調べておきましょう。

照明やバーカウンターなどは各ライブハウスごとに特色が大きく出るポイントです。
ロック系、アコースティック系、ヴィジュアル系、ジャズ系などなど、そこのライブハウスでは日頃どんなイベントが行われているのか、チェックしておきましょう。

どうせなら自分の好きなジャンルのライブハウスのほうが楽しく働けますよね。
地方ではそもそもの選択肢すらあまりありませんが、都内などライブハウスが多くある土地では好みのライブハウス選びから始めるといいのではないでしょうか。

学校に通いながら働ける?どんな人が向いているの?

「楽して稼ぎたい!」「勤務時間も自由で、休みも自由に取りたい!」という人には残念ながら向いていません。

イベントによっては拘束時間も長くなる傾向にあります。
主な勤務時間は、お昼過ぎから夜、深夜にかけてが多いです。

学生さんでしたら日中に授業があるでしょうから、時間割の調整が必要ですね。ただ、居酒屋やバーでのバイトも似たような勤務時間が多いと思いますので、自分の生活スタイルを考えて応募すると良いと思います。

学生さんであろうと、将来的に音楽関係の仕事に就きたいと考えている方にはとてもおすすめです!
就職してからも、まったくの未経験に比べたら仕事もやりやすいと思います。
音楽関係の仕事に就きたいのであれば非常におすすめです!

メリット、私の場合は・・・。

メリット・デメリット

プロフィールにもありますが、わたくしは会社勤めをしながら、田舎のライブハウスでバイトをし、各地でギターを弾きながら歌を歌っています。

ライブハウスで歌うにはノルマというお金がかかります。
毎月数本のライブをしていますので、そのノルマ代もハンパじゃない・・・。そこで、少しでも足しになればと、大好きなライブハウスでバイトをすることを決めました。

この項目ではそんなわたくし個人の感じたメリットをお話しします。

  • 友達ができる
  • ステージや照明、楽器、音楽に関する知識や技術が身に付く
  • 知らないジャンルの音楽に出会える
  • ライブから学べることがある

などなど。

先ほども触れましたが、音楽に関する知識や技術が身に付きます。就職の面接などでも、アルバイトの経験をアピールし、就活に活かすことができます!

働き始めて最初の驚きは『こんな人たち(バンド、弾き語り、DJ、ラッパー)今まで知らなかった!』ってことです。

シンガーソングライターのわたくしが出るイベントは大体がアコースティック系です。
しかし、バイトをすると全然知らない界隈、世代、ジャンルのイベントに関わることができます。

新しい発見、新しい出会い、知らない世界、聴いたことない音楽。それらに触れるだけでわたくしはとても幸せに感じました。バイト代なんていらない!とも思ったくらいです(笑)

自分でチケットを買うまでもなく、ライブハウスで音楽を聴けるわけですから、最高ですよね。
その中で、カッコいいライブから刺激を受け、ダサいライブから失敗を学び、自分のライブに生かす、ということができるようになりました。歌うたいとして、これが大きなメリットです。

もし、あなたがステージに立つ側でないとしても、ライブハウスは日々、新しい出会いのある場所です。
そこからどんな繋がりが生まれるか、楽しみじゃないですか?損得なしに、楽しいアルバイトになること間違いなしですよ!

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デメリット

ライブハウスのバイトは本当に楽しいです。が、多少は我慢することもあります。

  • 生活が不規則になりがち
  • 大音量を長時間聴き続けると耳をやってしまうかも
  • 時給はそこまで高くはない

こんなところです。

やはり、勤務時間によっては生活が不規則になってしまいがちです。昼からリハーサルをして、夕方本番、終演後打ち上げ、そのまま朝まで飲んで、昼からまた出勤・・・。なんてこともあり得ます。

だけど、その場の雰囲気でついつい飲みすぎちゃったり、無理しちゃったりはまぁあることですよね。そこは自己責任です(笑)

また、ライブハウスはほぼ常に大音量が響いています。
ライブハウスに行ったことがない人ですらイメージできるほど常識なことですが、とっても音がでかいです。

慣れはしますが、長時間聴き続けるとやはり、耳をやってしまう危険性は大いにあります。
耳栓などを上手に使って保護する必要もあるかもしれません。

時給に関しては地域や場所によって大きく変わるので一概には言えませんが、そこまで高くはないと思います。
がっつり稼ぎたいのであれば、他のバイトをおすすめします。

最後に

ライブハウス風景

よくライブハウスは「箱」という風に呼ばれることがあります。
どこのライブハウスもだいたい四角い形をしてますからね。しかし、本当は「宝箱」の「箱」なんじゃないかな、と考えたりしています。

ほとんど毎日、様々なアーティストがステージに立ち、時に熱く、時に優しく、時に哀しく、それぞれを表現しています。開けるまで何が入ってるか分からないワクワク感はいつでも私たちの心を惹きつけます。

そんな空間をアーティストと共に創って行くことのできるこのバイト、本当に楽しいです。

最初は勇気がいることと思いますが、ぜひライブハウスでアルバイトをしてみてください。きっと素敵な出会いがありますよ。

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