狼のマスクを被った「狼バンド」と呼ばれる謎の5人組ロックバンド。
Mステ出演や2016年10月にSONYの「ハイレゾ級ワイヤレス」のCMに初出演を果たすなどで話題になっています。
決して素顔を明かさない「狼バンド」と呼ばれる彼らの正体とは?その真相に迫ってみたいと思います。
狼バンドとは?
5人のメンバー全員が狼の被り物を被っていることで、通称「オオカミバンド」と呼ばれるロックバンドの存在をご存知でしょうか?
彼らの名前は、MAN WITH A MISSION(マン・ウィズ・ア・ミッション)というバンド名で活躍するロックバンドです。
MAN WITH A MISSION「MWAM」とは、日本語で「使命を持った男」という意味。
ファンの間ではマンウィズと呼ばれることが多い。
2010年に活動開始し、2011年6月8日、アルバム「MAN WITH A MISSION」でメジャーデビューしました。
公式サイトを見ると、本名や年齢などのプロフィールは担当楽器以外は明かされておらず、謎めいたものになっています。
MAN WITH A MISSIONの誕生秘話を要約すると、以下のようになります。
19XX年、エレクトリックレディーランドの天才生物学者、ジミー・ヘンドリックス博士が、究極の生命体「MAN WITH A MISSION」を生み出します。
彼らはありとあらゆる任務を難なく遂行してしまえるほどの超人的な頭脳と肉体を持っていました。
しかし、世の権力者・名だたる悪者によって暗躍されつづけられる結果に、生みの親であるジミーは悩まされることになるのです。
そこでもう誰の手にも渡らないように、極地で凍結させ永遠の眠りにつかせることを決意します。
永遠の眠りと思われたが、地球温暖化の影響で氷が融け、2010年に復活したという設定のようです。
⇒【公式サイト】MAN WITH A MISSION バイオグラフィーより
MAN WITH A MISSIONは、MVやライブ、夏の暑い日でも狼のマスクを付けています。
曲を聴くと分かりますが、英語歌詞が多くさらに発音もいいですよね。
そのため、狼バンドの被り物の中身は日本人なのか?
外国人ではないのかという噂もありました。
これからMAN WITH A MISSIONの素顔について紹介していきます。
MAN WITH A MISSION メンバー紹介
名前 | 担当 | 通称名 | 特徴・性格 |
Tokyo Tanaka (トーキョー・タナカ) | ボーカル | タナパイ (タナカ先輩の略) | 舌が右に出ている 体格がいい ライブでは七分丈のパンツを愛用 最も真面目な性格 メンバーの暴走を制止する |
Jean-Ken Johnny (ジャン・ケン・ジョニー) | ギター | シャクレ狼 | 下顎が若干出ている メンバーで唯一日本語をはなせる 英語も堪能 |
Kamikaze Boy (カミカゼ・ボーイ) | ベース | ボイさん、ナミカゼ | メンバーで最も長身痩躯 スキニーパンツを愛用 ライブ打ち上げ後は大抵二日酔い 遅刻や勘違いによる失敗が多い |
DJ Santa Monica (DJサンタ・モニカ) | DJ | サン太、サンちゃん | 舌が出ている お調子者 意外に繊細かつ常識人 |
Spear Rib (スペア・リブ) | ドラム | リブちゃん | 常に口を開いている メンバーでは最も小柄 アイドル的存在 女性人気が高い |
以上、MAN WITH A MISSIONのメンバーの名前と特徴をピックアップしてみました。
公式サイトやwikipediaを見ると、性格や特技など非常に細部にまでキャラクター設定がされていることがわかります。
狼なので、日本語を話すことはできないようですが、ライブMCやマスコミ対応などは、ギターのJean-Ken Johnny(ジャン・ケン・ジョニー)が担当しています。
一応、ベースのKamikaze Boy(カミカゼ・ボーイ)も話せるようですが、他のメンバーは一切言葉を発することがないという設定です。
体は人間だけど顔は狼というインパクトのある容姿から、メディアからも注目を受けてきたMAN WITH A MISSION。
でも隠されるとマスクの中身が気になる!というのが人間心理。
その正体に迫ってみたいと思います。
MAN WITH A MISSIONの正体は解散したロックバンドだった?
MAN WITH A MISSIONの演奏や歌が上手ければ上手いほど、中身が誰なのか?気になるところです。
一時は、知名度のある大物バンドが狼の覆面を被り、密かに活動しているのではないかという噂もあったようです。
名前だけでも売れてしまうほどのブランドを確立してしまった人が、自分達の名前を捨ててゼロから始めたらどうなるのか?
そんなことを試してみたくなる気持ちもあるかもしれません。
しかし、MAN WITH A MISSIONは、既に解散したロックバンドではないか?という説があることがわかりました。
そのロックバンドとは、GRANTZというバンドです。
GRANTZとは「Tsuyoshi Kataoka」がボーカルを務めていた茨城県つくば市で結成されたバンドです。
2002年から活動開始後、2009年に解散してしまいました。
【GRANTZのメンバー】
Tsuyoshi Kataoka (ボーカル)
Hiroshi Yoshisue (ギター)
Shinichi Ishikawa (ギター)
Akito Nishida (ベース)
Hiroaki Nakajima (DJ)
MAN WITH A MISSIONとGRANTZはともに5人組のロックバンドで、歌い方も似ていることからそんな噂があるようです。
さらに、GRANTZが解散したのが2009年で、その翌年の2010年にMAN WITH A MISSIONが結成されているのもただの偶然なのか・・・
もう少し調べてみようとしてみると、興味深い事実が分かりました。
MAN WITH A MISSIONの所属事務所は「eggman Co.,Ltd」です。
そして、eggmanの公式サイトから代表取締役は「西田旭人」という人物だということがわかりました。
そうです。先ほど紹介したGRANTZのメンバーには、ベースのAkito Nishidaという人物がいるのです。
MAN WITH A MISSIONの所属事務所と同姓同名なため、GRANTZとMAN WITH A MISSIONの関係が結びつきました。
MAN WITH A MISSIONとは、GRANTZが解散して、狼のマスクを付けて再結成したという説はかなり有力だと思います。
MAN WITH A MISSIONが素顔を隠す理由
そもそも、MAN WITH A MISSIONはなぜ狼のマスクを付けているのでしょうか?
バンド活動をしているアーティストはたくさんいますが、素顔を出さないというのは非常に珍しいことです。
素顔を公開しないアーティストといえば、メンバーが全員歯科医のGReeeeNが有名ですね。
彼らの場合は、歯科医という仕事が本業のため、顔を出せない事情があるわけですが、MAN WITH A MISSIONはそれとは違うと思います。
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・不細工だから?
・恥ずかしいから?
・顔を見られると困る?
なんだかネガティブなことばかり思い浮かんでしまいましたが、どれも可能性としては低いでしょう。
冒頭で狼バンドを紹介したとおり、MAN WITH A MISSIONはジミー・ヘンドリックスが生み出したという神話のようなストーリーがあります。
この設定や狼の覆面をかぶることによって、メディアの注目や人々の関心を引きつけたのは間違いありません。
つまり、音楽マーケティング的な戦略なのではないでしょうか。
それによってMAN WITH A MISSIONの音楽を聞いてくれるきっかけとなりました。
ビジネスは何でもそうですが、人に知られなければ売れるものも売れません。
MAN WITH A MISSIONの場合は、狼の顔をした人間が素晴らしい音楽を奏でるという一つの世界観に、人々は魅了されるのです。
ファンはその世界観に浸って音楽を聞いているので、彼らがマスクを取ることは今後ないと思われます。
多くの人は狼のマスクを見て、「マンウィズだ!」となるわけなので、バンド名を変える以上の影響があります。
ファンが離れる可能性もあるリスクのあるので、現状ではできないでしょう。
そもそもマスクを取ればMAN WITH A MISSIONではなくなるわけですから、もし素顔を見られるとしたら別バンドとしての活動になると思います。
私は、この機会にGRANTZとMAN WITH A MISSIONを聞いてみましたが、両方とも楽曲の完成度が高く売れてもおかしくないバンドだと思いました。
世に素晴らしい音楽を広めるという「使命を持った男」のストーリーはこれから始まるのでしょう。
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