2006年にデビューして以来、幅広い音楽性と確かな演奏力で中堅バンドの中でも突出した存在感があるBase Ball Bear(ベース ボール ベアー)。
「青春ギターロックバンド」と呼ばれ、青春の煌めきや美しさを前面に押し出した「青春ギターロック」をモチーフに作られた楽曲を多く生み出し、数々のヒット作を作って来ました。
最近は甘酸っぱい青春ソングのみならず、大人っぽく艶やかな曲も作っており、まだまだ成長していく彼らには魅了されっぱなしです。
彼らのファンになって10年近くなりますが、初期の青春ソングから、最近は都会の夜を感じさせるような大人っぽい曲まで幅広く手掛けており、ますます目が離せなくなっています。
彼らの魅力をたっぷりとランキングにしてお届けしますので、どうぞご覧ください!
Base Ball Bear人気曲ランキング:第10位~第4位
第10位.「Transfer girl」
Transfer Girl
Base Ball Bear
ロック
¥250
provided courtesy of iTunes
発売日:2010年9月29日
収録アルバム:DETECTIVE BOYS
「僕ら同じ大人になることを疑わなかった」
キラキラ輝いている青春を歌っているはずなのに、どこか切ない。
しかし、歌詞から想像出来る情景は美しく、一冊の本のようになっています。
私自身、Base Ball Bearの中で一番好きな曲なので、ライブで聴きたいのですが、ライブでの披露回数はそんなに多くありません。
ですので、聴けた時はとても嬉しく、テンションが上がってしまいます(笑)
歌詞にもあるように、水面に映ったキラキラ感の世界観を上手く表現している一曲でもあります。
第9位.「yoakemae」
発売日:2011年6月29日
タイアップ:
・TBS系『COUNT DOWN TV』2011年6月度オープニングテーマ
・ニッポン放送『Hi-Hiのオールナイトニッポン0(ZERO)』オープニングテーマ
収録アルバム:新呼吸、バンドBのベスト、増補改訂完全版「バンドBのベスト」
「夜明け前はひとりぼっちで 夜明け前は逃げ出したくて 夜明け前はわからなくなるよ 明日がどこか」
夜明け前の暗い時間。
孤独を感じ、深い闇の中で必死にもがいている時、朝になり、ふと気づいたら朝日が登って来た。光が差してきた。
この曲も、闇雲の中にいる自分と戦い、未来に向かって前進していく曲になっています。
第8位.「PERFECT BLUE」
発売日:2013年2月13日
タイアップ:※存在する場合
収録アルバム:二十九歳、増補改訂完全版「バンドBのベスト」
「たくさんを失う でも青い君は美しくなる むせび泣いたみたいな通り雨がやんだ
あたらしい風に向かい 僕は君の知らない季節をさあ、いこう」
MVには、モデル・女優の本田翼さんが出演しています。
この曲は、爽やかな夏の涼しさを感じさせる青春ソング。
・・・かと思えば、最初から最後までダブルミーニングを感じさせる歌詞が散りばめられています。
爽やかさの片面に別の含みも持たせており、聴き甲斐のある一曲となっています。
第7位. 「それって、for 誰?」part.1
発売日:2015年8月5日
収録アルバム:C2、増補改訂完全版「バンドBのベスト」
この歌詞は、青春の爽やかさから一転。
色っぽさの歌詞の中に、痛烈的に現代のSNS時代を皮肉っている歌詞になっています。
作詞・作曲された小出さん自身も、あるインタビューにて、こう話しています。
小出「最終的には理念の話もしてますけど、心の奥底というよりは自分の主義・主張で、しかも、かなり引いて、俯瞰で見てる曲。」
また、歌詞はSNS時代を批評している部分もあり、歌詞に目が行きがちですが、曲にも注目!
曲は、とてもバンドサウンドでカッコいいです。
私なりの解釈ですが、現代社会の無意味な争いに対して「for 誰?」、そして歌っているこの曲こそ、「for誰?」という歌詞になっているのではないかと。
このように、物事を俯瞰出来る小出さんの感覚に感動します。
第6位.「海になりたいpart.2」
海になりたいpart.2
Base Ball Bear
ロック
¥250
provided courtesy of iTunes
発売日:2009年9月2日
収録アルバム:(WHAT IS THE)LOVE&POP?
インディーズ時代に、「海になりたい」という楽曲は既にありましたが、背景が全く違うものになっています。
「胸に抱いた氷は中々解けないけど 枯れてしまった花束捨てるしかないけど」と物哀しく歌っていますが、そのあと、「涙の後に笑顔が待っていると信じているから すべてを包む 海になりたい」と言っており、絶望の先にも少しは光が見えたのかもしれないと密かに思っています。
ちなみに、3thアルバムには全曲副題がついています。
「海になりたいpart.2」の副題は、「Don’t Cry, Cypress Tree Girl, Don’t Cry」
「Cypress Tree」はイトスギという樹木のことで、花言葉は「死」「絶望」。
絶望を経験したあとには、必ず希望が見えてくる。
そんな光が差し込んでくるような一曲になっています。
第5位.「HIGH COLOR TIMES」
High Color Times
Base Ball Bear
ロック
¥250
provided courtesy of iTunes
発売日:2005年3月16日
収録アルバム:HIGH COLOR TIMES(インディーズでの発売)
Base Ball Bearから、唯一発表されたインディーズアルバムの中の一曲。
この曲は、歌詞の色鮮やかさに私自身心打たれた一曲です。
メジャーデビュー前の初期の曲で、まだ初々しさが残る曲ですが、聴いた途端ノスタルジックな世界観にやられます。
「タナトスの芽摘んだ女の子は不器用にピース ただ嬉しかったんだろう
俺は少しだけ誰かのために毒を飲める気がした」
作詞・作曲をした小出さん。
当時若干20歳で、この語彙力と世界観を持っており、驚いた覚えがあります。
ライブでは、アンコール前後に歌ってくれることが多いようなイメージです。
しかし、そこまで、ライブでの披露回数は多くないので残念です。
第4位.「そんなに好きじゃなかった」
発売日:2014年6月4日
収録アルバム:二十九歳
約3年ぶりに発売した5thアルバム「二十九歳」の中に入っている「そんなに好きじゃなかった」。
この曲、簡単にまとめますと、半年間付き合った彼女から、「不満も嫌なところもないけど、「そんなに好きじゃなかった」と言われた。いいや、とりあえずコンビニ行くか。」
という、どんなに運命的な恋愛をしても目の前の現実には敵わない、そんな失恋ソングをポップに歌い上げています。
失恋した時は落ち込むのではなく、Base Ball Bearの「そんなに好きじゃなかった」を聴いて、次に気持ちを切り替えるのも意外とおすすめかも・・・?(笑)
人気曲ランキングはいよいよベスト3です!
どんな曲がランクインしているのでしょうか?
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