1989年結成、30年近い活動を通して国内外・プロアマ問わず多くの人たちの支持を受けていたthe pillows(ピロウズ)。
その魅力は洋楽のようなお洒落なアレンジとメロディーと思われがちです。
しかし、the pillowsの曲はそれだけでなく、その歌詞が多くのファンに共感を与えています。
そんなthe pillowsの心に響く歌詞を、ランキング発表してみたいと思います。
the pillowsの好きな歌詞ランキング:第10位~第4位
第10位.「オレンジ・フィルム・ガーデン」
オレンジ・フィルム・ガーデン
the pillows
ロック
¥200
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発売日:2006年1月12日
収録アルバム:MY FOOT
「一週間毎晩夢にキミが現れて
リアルにそばにいる
サーカス団 軽業師さながらに
満面の笑みで自転車乗りこなす」
13thアルバム“MY FOOT”収録。コケティッシュな映画のような世界観の詩です。
この曲は実際、さわおさんが同じ女性の出てくる夢を何度も見た経験を歌ったもの。
そして、さわおさんの夢はいつもセピアがかった色の映像だそうでこのタイトルになったそうです。
メッセージ性が強い歌詞も勿論素敵ですが、こういった不思議な世界観の歌詞がオルタナなギターポップに乗った曲こそがthe pillowsの真骨頂なのかなと思います。
第9位.「ノンフィクション」
ノンフィクション
the pillows
ロック
¥200
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発売日:2006年1月12日
収録アルバム:MY FOOT
「真夜中のラジオに
誘われた世界は
僕をたくましく育てた
何にも怖くないぜ」
こちらも“MY FOOT”収録の1曲。
この歌詞は勿論、さわおさん自身のことで「誘われた世界」とはミュージシャンとして生きている今のことです。
MY FOOT TOURではこの歌詞の後のブレイクに突然MCが入り、ツアー中にあった面白い出来事が披露され「…今のは、ノンフィクションです」といってから曲が続くという面白い演出がありました(笑)。
第8位.「インスタントミュージック」
インスタントミュージック
the pillows
ロック
¥200
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発売日:1999年1月22日
収録アルバム:RUNNERS HIGH
「インスタントミュージック
世界中に溢れ
子供達は溺れてる
ダイエットミュージック
ほら 夢中になって
くたばっちまえよ」
“RUNNERS HIGH”収録。
ポップなメロディに皮肉めいた歌詞が乗ったロックな1曲。
さわおさんはMCでもよく世間で流れている曲を揶揄することがあり、とあるライブDVDではアーティスト名を発してしまいブザー音で消されています。ロックですね!(笑)
第7位.「Sick Vibration」
発売日:2003/9/3
収録シングル:ターミナル・ヘブンズ・ロック
「どこに隠れても
寝たフリ続けても
心の壁を強く叩くんだ 壊すんだ
誰にでもあるような
ありふれた孤独だと
わかってるのにやけに痛むんだ
Sick Vibration」
シングル“ターミナルヘブンズロック”のカップリング曲。
アシンメトリーなギターアレンジが耳に心地よいポップなオルタナナンバーですが、裏腹に歌詞は孤独。
これもthe pillowsの楽曲の特徴かもしれません。
「誰にでもあるようなありふれた孤独」をあえて歌うからこそ、リスナーの共感をえるのでしょう。
第6位.「ONE LIFE」
ONE Life (album mix)
the pillows
ロック
¥200
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発売日:1998年2月21日
収録アルバム:LITTLE BUSTERS
「青い芥子の花びらが
風もなく揺れてたら
僕のタメ息のせいだ
覚えてないけど きっとそうさ」
“LITTLE BUSTERS”収録。
さわおさんらしい孤独と美しい心象風景が歌い込められた名曲。
上記のフレーズが最初と最後に出てくるのが印象的です。
歌詞に出てくる“青い芥子”はヒマラヤ地方でしか見られない美しい花だそうで、たまたまニュースで特集されていてびっくりしました。
第5位.「ストレンジカメレオン」
ストレンジ カメレオン ORIGINAL STORY
the pillows
ロック
¥200
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発売日:1997年1月22日
収録アルバム:Please Mr.Lostman
「もしも全てが嘘で ただ つじつま合わせで
いつか懐いていた猫は お腹すかしていただけで
すぐにぱちんと音がして 弾けてしまう幻でも
手の平が まだ暖かい」
“Please Mr.Lostman”収録。
この曲を作った時、さわおさんはレコード会社の人などに売れる曲をと指示され作った前のシングルが思うようなヒットを出せず苦しんでいました。
結果、このお世辞にも明るいとは云えないこの曲ができた訳ですが、今度はレコード会社を説得しシングルとしてリリース。
結果的にthe pillowsのひとつの世界観を決定づける名曲となります。
第4位.「TRIP DANCER」
TRIP DANCER
the pillows
ロック
¥200
provided courtesy of iTunes
発売日:1997年1月22日
収録アルバム:Please Mr.Lostman
「僕の振り回す手が 空に届いて
あの星を盗み出せたら何か変わるのか
歩みべきだなんて思わないだろう
探してるものは 僕らの中で騒いでる」
“Please Mr.Lostman”収録。
自信をもって良いものを生み出しているのに、それを認めてもらえないくやしさ。
the pillowsの歌詞にはそういったさわおさんの怒りや寂しさを歌ったものがいくつかあり、この曲もその一つです。
同じような状況にいる人間には、深く深く刺さる歌詞ですよね…。
さて、the pillowsの好きな歌詞ランキングはここからトップ3になります!
どんな魅力的な歌詞があるのでしょうか?
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