40年近くに渡って日本のヒットチャートを賑わせてきた桑田佳祐。
サザンオールスターズのフロントメンバーとしてお馴染みの彼ですが、ソロ活動もバンドと同じくらい活発で、名曲を数多く残しています。
桑田さんの楽曲は洋楽や歌謡曲を呑み込んだポップなメロディーも人気の要因ですが、その独創的な歌詞もまたファンを惹きつけてやみません。
ここで、桑田佳祐さんのソロ作品の歌詞をランキング形式で発表してみたいと思います!
桑田佳祐さんの好きな歌詞ランキング:第10位~第4位
第10位.「古の風吹く杜」
古の風吹く杜
桑田佳祐
J-Pop
¥250
provided courtesy of iTunes
発売日:2011年2月23日
収録アルバム:MUSICMAN
「古刹(おてら)の鐘鳴る谷戸から
海へと続く小路を
“人”は素通りで
“魔性”が跋扈(ばっこ)するのを
君はみるだろうか?」
4thアルバム“MUSICMAN”収録のミディアムソング。
桑田さんと云えば、湘南。
この曲の舞台は江ノ電で、その車窓に流れる鎌倉の街を情緒豊かに歌い上げています。
御本人はあまり自信の無かった楽曲だそうですが、周囲やファンの反応が良かったのでアルバムに入れたそう。
お蔵入りにならなくて本当に良かった!
そんなちょっと地味めな曲なのですが、私個人が鎌倉に行く度に思い出す大好きな歌詞世界なので10位にランクインです!
第9位.「路傍の家にて」
路傍の家にて
桑田佳祐
J-Pop
¥250
provided courtesy of iTunes
発売日:1988年7月9日
収録アルバム:KEISUKE KUWATA
「さもしい小屋の並ぶ 天下往来
あの道かの地をも乱売に
片方じゃ火に油の利ザヤ
是以て我が成りを憂い」
1stアルバム“Keisuke Kuwata”収録のアップテンポで軽快なメロディの曲。
なのですが!歌詞は当時のバブル景気の社会や株投資家を痛烈に皮肉った曲なんです。
初めてアルバム“Keisuke Kuwata”を聴いた時は何となく聞いていたのですが、歌詞カードを読んで歌詞の意味に初めて気が付きました(笑)。
韻の踏み方も格好いい!
第8位.「質量とエネルギーの等価性」
質量とエネルギーの等価性
桑田佳祐
J-Pop
¥250
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発売日:2002年9月26日
収録アルバム:ROCK AND ROLL HERO
「物質を細分化して一番最後に
一番最後に来るのが素粒子
ラプラスの魔という知的存在が
桑田佳祐よりも凄い賢いらしい(悔しい)」
3thアルバム“ROCK AND ROLL HERO”収録
ライブでは超盛り上がるロックナンバー!
“路傍の家にて”が「実は社会派ソング!」なら、この曲は「タイトルが小難しいけど、歌詞はただの言葉遊び!」という感じの曲です(笑)。
とはいえ、物理学用語で言葉遊びなんて、こういった離れ業を面も桑田さんの魅力!
譜割りが難しいですが、カラオケで歌うと気持ちがいいです。
第7位.「THE COMMON BLUES ~月並みなブルース~」
THE COMMON BLUES ~月並みなブルース~
桑田佳祐
J-Pop
¥250
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発売日:2007年12月5日
収録シングル:ダーリン
「ちょいと“Aマイナー”で俺ギターを弾いてみる
でも短三度は鳴らさないで弾いてみる
そいで“Dセブン”から“C”へ向かい“A”に戻る
ケツは“Fセブン”1小節、“E”だけれど
Ah!!月並みなブルース
お恥ずかしい」
11thシングル“ダーリン”カップリング曲。
桑田さんってどうやってこんなにたくさんの曲を作ってるんだろう…と素朴に疑問に思った事ってありませんか?
そんな時はこの曲を聴いてみましょう!(笑)
コード進行の“手癖”からベテランシンガーソングライターとしての葛藤まで、赤裸々に歌われています。
こんな内容をそのまま曲にしてしまうなんて!
しかもこんな格好良く!
第6位.「すべての歌に懺悔しな‼」
すべての歌に懺悔しな!!
桑田佳祐
J-Pop
¥250
provided courtesy of iTunes
発売日:1994年9月23日
収録アルバム:孤独の太陽
「儲かる話とクスリにゃ目が無い
バカヤロ様がいる
青春時代は帰らない
TVにゃ出ないと言ったのに
ドラマの主役にゃ燃えている」
5thシングル「祭りのあと」カップリング。
桑田さんの曲で、世間を一番騒がせた歌詞がこの曲です。
この歌詞を聞いて、あるミュージシャンが激怒したとか…
皮肉が聞いた歌詞もロックンロールの醍醐味ですよね(笑)。
第5位.「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」
発売日:2011年2月23日
収録アルバム:MUSICMAN
「二度とあの日の僕には
戻れはしないけど
瞳(め)を閉じりゃ煌めく季節に
みんなが微笑(わら)ってる」
アルバム「MUSICMAN」最後の曲。
桑田さんのバラードで、私が一番好きな曲です。
この曲のモチーフはTHE BEATLES。
そして、彼らの音楽に出会ったことで人生が変わった桑田さんが、その道をひた走ってきた半生を振り返って歌っています。
第4位.「しゃアない節」
しゃアない節
桑田佳祐
J-Pop
¥250
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発売日:1994年9月23日
収録アルバム:孤独の太陽
「金平糖食べ 障子を防り
北風に震え
建前さえ 捻じ曲げれば
彼の地へ赴くのか?」
時代がかった歌詞世界と、ボブ・ディランみたいな桑田さんの歌い方が最高にマッチした曲です。
反戦歌ではあるのですが、同時にただ平和を甘受する現代を揶揄しているようにも聞こえる…
読めば読むほど深いです。
さて、桑田佳祐の好きな歌詞ランキング、ついにここからトップ3です!
どんな歌詞がランクインしているのでしょうか?
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