イギリスのデヴォン州出身の人気ロックバンド、Muse(ミューズ)。
ロックバンドを聴く方のほかに、フィギュアスケートのファンの方も、もしかしたらMuseのことを聞いたことがあるかもしれません。実はフィギュアスケートのプログラムでMuseの名曲を使う選手の方もいらっしゃるそうで。
そんなところからも幅広い層に人気がうかがえるMuseのオススメ人気曲を、
【超定番!これがMuseだ!編】と、【初めての方にも!オススメ曲編】に分けて、ランキング形式で紹介していきます!
ライブがすごい!癖のあるロックバンド・Museとは?
Museはライブが上手いという話を、ロックバンドを聴いている方なら耳にしたことがあるかもしれません。
さて、どんなイメージをお持ちでしょうか?
例えて言うなら、Museは、クラシック音楽に、街宣音頭に、歪みの強いギターをぶち込んだようなバンド・・・
そのうえ、マシュー・ベラミー(ボーカル)の声もかなり独特で・・・
端的に言うと癖のあるバンドなのです。
しかし意外にも、ロックバンドのなかではかなり大衆受けするタイプで、ライブの人気も高く、いわゆる“優秀ライブバンド”的な賞に結構頻繁に選ばれてます。
彼らを、「ちょっと変わってるね」と評価する人を、迫力が凄すぎるライブの上手さで黙らせてきたようなふしもあります。
またこのライブの上手さは諸刃の剣で、Museの生演奏での技術力やプロデュース力の高さのせいで、リリース音源がデモ版のような空気になることも・・・あるのです。
とにかく、ここで私がとやかく言うよりも、まずはライブの映像を見てみることをオススメします。
さて、まずは彼らの人気の秘密であり本領を発揮している、これでこそMuseと言える超定番曲をご紹介します!
Museのおすすめ人気曲ランキング【超定番!これがMuseだ!編】:第7位~第4位
第7位.「Uprising」
発売日:2009年8月4日
収録アルバム:『The Resistance』
歌謡曲風のイントロからスタートするドラムの主張が強いMuse中期の名作扇動ソング。
あんまりバンドの紹介で“扇動”って言わないですが・・・
でもMuseの特徴の1つが、とにかく観客を意志をもった群衆に仕立て上げ煽ること。
なので彼らのライブはたまに決起集会のような雰囲気になっています・・・
アルバム『The Resistance(ザ・レジスタンス)』のなかでダントツ1番の人気曲です。
第6位.「Supermassive Black Hole」
発売日:2006年6月19日
タイアップ:映画『トワイライト~初恋~』挿入歌など
収録アルバム:『Black Holes and Revelations』
天才的なリフとMuseらしい歌詞が特徴の「Supermassive Black Hole」。
女性に惹かれることを、巨大ブラックホールの重力に吸い込まれる、と例えています。
この曲の主人公は、Museの楽曲の中でも一二を争うくらい相手にハマっているので、「baby, I’m a fool for you」(ベイビー、君に夢中なんだ)は、Museの曲の中でもかなりトップレベルに甘い歌詞なのです。
この曲は、映画『トワイライト~初恋~』の劇中でも使用されました。
というのも、原作者ステファニー・メイヤーがMuseのファンで、『トワイライト』シリーズを書くのにもMuseの楽曲からインスピレーションを受けている箇所がある、と述べており、映画にも曲が提供されることになったのです。
第5位.「Time Is Running Out」
発売日:2003年9月8日
収録アルバム:『Absolution』
耳に残るベースラインで地を揺らすような低いイントロが特徴の、とても認知度の高い人気曲「Time Is Running Out」。
Museの人気曲のなかでも、サビのボーカルが目立つタイプの曲かと思います!
第4位.「Knights of Cydonia」
発売日:2006年7月3日
収録アルバム:『Black Holes and Revelations』
これが気に入ったあなたはもうMuseファンでしょう!
普通の楽曲構成を想像するとちょっと「え?」ってなるかもしれないこの曲。
かなり長くイントロが続き、抑えた歌唱パートから、怒涛のギターソロへ、という展開で、1番の盛り上がりをギターソロに持っていくような作りになっています。
それがまた、尖ったダークなテンションの盛り上がりではなく、とても明るいリフなのです。
Museはライブの最後にこの曲を演奏して締めることが多く、そのくらいテッパン曲です。
このあとは【超定番!これがMuseだ!編】トップ3です!
上位1~3位の曲は、Museのなかでも激しいほうなので、聴いたことない方も入りやすいんじゃないでしょうか。
では行きましょう!
Museのおすすめ人気曲ランキング:第3位~第1位
第3位.「Stockholm Syndrome」
発売日:2003年7月14日
タイアップ:ゲーム『ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック』など
収録アルバム:『Absolution』
タイトルの「Stockholm Syndrome」(ストックホルム・シンドローム)の通り、危ない雰囲気を漂わせながらも、煌びやかで激しいロックに仕上がっている奇跡の産物。
(ストックホルム・シンドローム(症候群)とは、簡単にいうと“誘拐された人が誘拐犯に惹かれること”です。)
この曲のアウトロで弾いていたリフが、のちに楽曲「Psycho」としてリリースされることになります。
第2位.「Hysteria」
発売日:2003年9月21日
タイアップ:ゲーム『Rocksmith 2014』など
収録アルバム:『Absolution』
唯一無二の名ベースラインといえばコレ!
また、「Supermassive Black Hole」と同じぐらいの勢いで相手(?)にハマっている主人公というのが、この「Hysteria」の主人公です。手に入らない何かに強烈に惹かれている曲なのです。
1つ上で紹介した「Stockholm Syndrome」も、この「Hysteria」も、アルバム『Absolution(アブソルーション)』に収録されています。
Museファンはたいてい、1番好きなアルバム論争で、『Absolution(アブソルーション)』(3rd)、『Origin of Symmetry(オリジン・オブ・シンメトリー)』(2nd)、『Black Holes and Revelations(ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ)』(4th)あたりで揉めています。
第1位.「New Born」
発売日:2001年6月4日
タイアップ:映画『ハイテンション』(原題:Haute Tension、2003・仏)挿入歌
収録アルバム:『Origin of Symmetry』
そんな人気アルバム、『Origin of Symmetry(オリジン・オブ・シンメトリー)』で1番人気の曲がこちら!
初期のMuseのベスト曲「New Born」。
暗いテンションのまま突っ走る様子が、中二病的なのになぜか凄くかっこよく、一部のロックファンを強烈に虜にしました。
Museはこのあとも彼らの得意とする奇抜なサウンドを追求し、現在の世界的超人気バンドの位置まで上り詰めたのです。
さて、もうちょっと普通に聴きやすい曲はないの?という方に向けて、あまり癖のない曲を紹介していきますね!
ド定番曲でもこっちにいれた曲もあるので、上位のほうは特に要チェック!
それではまいりましょう。次は「初めての方にも!オススメ曲編」です。
- 1
- 2