ミュージシャンとしてだけでなく、役者、さらには文筆家としての顔を持つ星野源さん。
派手すぎない素朴な雰囲気とその透き通るような歌声は20代から30代の女性を中心に支持を集めています。
口調はいつも穏やかで淡々としていますが、実はとても個性的な性格をしており、いくつもの困難を乗り越えてきました。
今回は、そんな三足の草鞋を履いた星野源さんのミュージシャンとしての一面をご紹介していきたいと思います。
星野源(ほしのげん)バンド~ソロ~くも膜下出血
生年月日:1981年1月28日生まれ
出身地:埼玉県
埼玉の平和な家庭に生まれ育った星野さんですが、著書の中で自身の子供時代を振り返り、「つまらない顔に生まれ、つまらない家庭で育ち、つまらない人生を過ごしていた」と記しています。
そんな自分の「つまらない」人生に刺激を与えるために始めたのが「表現すること」で、実は音楽よりも先に始めたのが役者の仕事でした。
高校生の時に劇団「大人計画」の公演を見て感動したことをきっかけに同劇団の役者として舞台出演するようになったのです。
音楽を始めたのは星野さんが高校を卒業してからのことで、19歳の時のSAKEROCKというバンドを結成しました。
そう、今はソロで活動していますが元々は一バンドのボーカルだったのです。
そのメンバーの中には、現在も役者やミュージシャンとして活躍している浜野謙さんや、現在も星野さんのサポートメンバーとして活躍されている伊藤大地さんらがいました。
そのバンド活動と並行してソロ活動もはじめた星野源さん。
2010年には「ばかのうた」でソロデビューし、その後も音楽家として、また役者としてのキャリアを積みかさねていった星野さんですが2012年12月、悲劇が襲います。
くも膜下出血により活動休止を余儀なくされたのです。
多岐に渡り活動していたためその疲労が病気に繋がってしまったようです。
星野さんは翌2013年2月に復帰を果たしますが、まだ完全ではなかったようで6月に再び活動休止、病床で生死をを彷徨うことになります。
同年10月、その死の淵で感じた思いを綴った曲「地獄でなぜ悪い」を引っ提げ完全復活を果たしました。
その後、「SUN」「桜の森」などコンスタントにヒット作をリリースしますが、中でも大ブレークのきっかけとなったのがやはり、自身も主役を演じたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌となった「恋」でしょう。
曲に乗せて踊る「恋ダンス」は若者の間でブームにもなりました。
現在もなお「三足の草鞋」を履きながら精力的に活動を続けている星野さんですが、2019年に上海、ニューヨーク、横浜、台北を回ったワールドツアーを成功させました。
病気をしてからはできるだけ無理をしないようにということを心がけていたそうですが、やはり「いろんな人に音楽を届けたい」という思いから世界に羽ばたくことを決意したそうです。
映画やドラマで主演を務めているかと思えば、自分で作詞作曲した歌をステージ上で何万という観衆を感動させる、そんな器用で多才な星野さんの活動にはこれからも目が離せません!
星野源のサポートメンバー
ドラム:河村”カースケ”智康
出身地:東京都
担当:ドラム
音楽業界では知る人ぞ知る有名なドラマーの方で、かつては桑田佳祐さんや福山雅治さん、さらには椎名林檎さんのサポートドラマーを務めていました。
星野源さんとタッグを組み始めたのは2015年くらいからのことで、星野さんの楽曲「Family song」にはおばちゃん役として出演しています。
長髪と髭をたくわえた、仙人のような風貌が持ち味です。
ドラム:伊藤大地
出身地:東京都
担当:ドラム
先ほどもご紹介したように星野源さんとはSHAKEROCKからの仲で、解散後もサポートメンバーとして星野さんを支えています。
他にも奥田民生さんや真心ブラザーズなど、幅広いミュージシャンのサポートを行っております。
ギター:長岡亮介
出身地:千葉県
担当:ギター
現在は「ペトロールズ」というバンドがメインで、それまでは東京事変のギタリストして活躍されていた方です。
星野さんとは、星野源5枚目のシングル「ギャグ」でサポートしてからの仲として知られ、それ以降もライブやレコーディング、テレビなどでも度々タッグを組んでいます。
ベース:ハマ・オカモト
出身地:東京都
担当:ベース
ダウンタウンの浜田さんの息子さんです、という風な紹介をするのが失礼なくらいすでに音楽業界で地位を築き上げています。
メインは「オカモトズ」というバンドで活躍されていますが、星野さんとも親交が深く、2012年ごろから共にタッグを組み始めました。
ライブやレコーディングにも数多く出演されています。
ベース:伊賀航
出身地:宮城県
担当:ベース
星野さんとはかなり古くからの付き合いで1stアルバムの「ばかのうた」から親交が続いているようです。
歌番組やレコーディング、ライブでは伊賀さんが主にベースを担当しています。