ユニコーンのキーボード「ABEDON」が50歳となる誕生日を記念した「バースデースペシャルライブ」が、ABEDONの地元である山形で行われました。
ABEDONの誕生日である7月30日と翌日31日の2daysで開催され、ABEX GO GO、ABEDON and THE RINGSIDE、氣志團、ユニコーンの4組が出演する豪華なステージとなりました。
実は40歳の誕生日にも同様のバースデーライブを行っていたABEDON。今回のライブの参加はもちろん、なんと当時のライブにも参加していたという40代女性の方のライブレポートを紹介します。
ユニコーン ABEDON50祭 2016/7/30 感想ライブレポ
タイトル:ABEDON50祭「サクランボー / 祝いのアベドン」
開催日 :2016年7月30日
会場 :山形市総合スポーツセンター 第一体育館
※セットリストは記事の最後に記載しています。
ユニコーンのキーボード:ABEDONが50歳を迎えるということで、出身地である山形にてバースデーライブが行われました。
10年前にも、ABEDONの40歳を祝うイベントがあり、私も参加していました。
その時はまだユニコーンは再結成していなかったし、いま、自分が当時の彼の年齢に追いつくことなど、いろいろと感慨深く、今回も参加してきました。
一大イベントということで、全国各地からファンが集結していました。新幹線の中でもすでにファンが多数見られたし、山形駅や会場の周辺も、ファンで溢れていました。
会場には飲食の屋台が並び、まさにお祭りのようでした。
グッズ売り場は長い行列ができており、特製ビールやキーホルダーは売り切れていました。
全国の映画館でライブビューイングがあったので、定刻どおりに開演しました。
ABEX GO GO
まずはABEDONの幼少期からの映像が流れ、ABEX GO GOのライブからスタート。
以前活動していた、ABEDONとSPARKS GO GOのミックスバンドで、10年ぶりのライブとなりました。
ピアノの弾き語り「夕立ち」から始まり、きれいなハモりが印象的でした。
その後はハードめの曲が続き、客とともに盛り上がる「TOY JUMP」で終了。あっという間のステージでした。
ステージ転換の間は、ABEDONと奥田民生が海外へレコーディングの勉強をしに行く映像が流れていたので、待ち時間も飽きることなく過ごせました。
ABEDON and THE RINGSIDE
続いて、ABEDON and THE RINGSIDE。
ABEDONのソロなのですが、奥田民生、SPARKS GO GOのヤック、斎藤有太、木内健と豪華なバンドメンバーです。
ライブでは最新アルバムからのを中心に演奏しました。
20年くらい前のソロの曲「欲望」をABEDONと奥田民生が歌い上げたのですが、とてもキレイで、しっとりと歌い上げ、感動しました。
氣志團
次に、ABEDONがプロデュースした氣志團の登場ですが、なんと、持ち歌を1曲もやりませんでした。
「アベストテン」ということで、ABEDONやユニコーンの名曲たちを、誰もが知るアーティストの名曲風にアレンジをして、ザ・ベストテン形式で10位から1位まで紹介。
綾小路翔が黒柳徹子に扮し、他の氣志團メンバーはバックバンドに徹していました。
たとえば、EXILE風アレンジでの「人生は上々だ」は、ABEDONがランニングマンの振り付きで。まさかの姿に場内は大爆笑。
絢香+コブクロ風での「夏の大将」は、奥田民生、ヤック、木内健の3人のハーモニーがクオリティが高く、拍手喝采でした。
他にもユニコーンのEBIとテッシーが、B’z風のホットパンツの衣装で「PTA」を熱唱。観たことがない格好に、涙を流して笑いました。
文字では伝えづらいのですが、ザ・ベストテンの番組の細かいところまでしっかり再現していて、番組を知る世代にとっては面白すぎて感動すら覚えました。常に客席からは笑いが起こっていました。
師匠ABEDONに対する氣志團の愛はもちろん、対応した他の出演者やスタッフの方に脱帽です。
ユニコーン
抱腹絶倒のあとは、ユニコーンのライブ。
ABEDON以外のメンバーが作った「RAMBO N°5」は、映画ランボーとマンボの融合、ほとんど歌がなく、これにも笑わせられました。
【ABEDON50祭 企画 SPECIAL MOVIE RAMBO N°5】
ユニコーンは、メンバーが50歳を迎えた際に、いつも誕生日イベントを行っており、今回のABEDONがラストです。
これまでのイベントの集大成という意味もあり、過去4人の時のテーマソングも順番に披露しました。
それから、ABEDONがボーカルをとる曲が続き、「SAMURAI5」では金のテープが発射されました。
ドラマの主題歌でもあった新曲「エコー」も初めてライブで演奏されました。照明が今まであまり観たことのないタイプで、とてもステキでした。
最後に、ABEDONが他のメンバーに向けて作った「50/50」、ずっとABEDON1人がスクリーンに映しだされていましたが、「僕たちは いつつでひとつ」という歌詞のときにステージ上のユニコーン5人の映像に切り替わり、感動的でした。
アンコールではABEDONが客席から登場し、PA席の上に立ちあがり、後方スタンド席へサービス。
そのあと、「しーあわせ!」と紙吹雪をバラまきながら、客席の中を歩いていき、場内は大興奮となりました。
出演者集合
ラストは、ライブ定番の「人生は上々だ」が始まり、曲の途中でストップすると、バースデーケーキが登場。ここで出演者全員が出てきて、ハッピーバースデーを歌いました。
また、入り口に飾られていた特大のココペリ人形が、日付にちなんで「7列30番」の席の人にプレゼントされました。
さらにABEDONはプレスリー風の衣装から、ブルース・リーの衣装にステージ上で着替えるなど、最後まで目が離せない、笑いっぱなしのライブでした。
ライブ終演後は、山形駅から少し離れた会場ということで、シャトルバスが運行されました。
バスの数があまり多くなかったようで、かなりの長い行列が出来、待ち時間も長かったです。
しかし山形駅周辺に戻ると、ライブ帰りのファンであふれており、みんな、まだ興奮冷めやらぬといった感じでした。
私自身も山形まで行ってよかったと思える、とても楽しい素晴しいイベントでした。
ユニコーン ABEDON50祭 2016/7/30 セットリスト
【ABEX GO GO】 1. 夕立ち 2. ABEX 3. VISITOR MC 4. おせわになりました 5. TOY JUMP |
【ABEDON and THE RINGSIDE】 1. Feel Cyber 2. R&R Shower 3. 欲望 MC 4. TALK TO THE LADY 5. 不思議は不思議 |
【氣志團】 1. 忍者ロック MC 2. WAO! 3. 欲望 MC 4. PTA~光のネットワーク~ MC 5. 風~SMA~風II MC 6. 夏の大将 MC 7. 人生は上々だ MC 8. Feel So Moon MC 9. 開店休業 |
【ユニコーン】 1. RAMBO N°5 2. 半世紀少年 3. 新甘えん坊将軍 ~21st Century Schizoid Man 4. ロック! クロック! オクロック! 5. TAIRYO MC 6. ひまわり 7. WAO! 8. SAMURAI5 9. エコー 10. 50/50 <アンコール> 11. 人生は上々だ |