渋谷すばるソロライブ「歌」2016/3/17両国国技館のセトリと感想レポート

昨年から2度目の渋谷すばるソロライブの最終日。昨年のライブハウス公演に、今回はジャニーズ初の両国国技館が加わりました。

”国技館”という場所に「枡席ってどんな席?」「ライブ中は立ってもいいのかな?」などネットでは様々な疑問が溢れていました。また、初めての”デジタルチケット”と”顔認証”制度が投入され、これまたファンの間では様々な心配がされました。

初の試みはいろんな不安があると思いますが、個人的には「逆に初めてだからいつもと違った面白さがあるかも!」とワクワクして会場へ向かいました。


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渋谷すばる 2016/3/17 両国国技館 感想ライブレポート

shibutani20160317

タイトル:関ジャニ∞ 渋谷すばる LIVE TOUR 2016 歌
開催日 :2016年3月17日
会場  :東京 両国国技館
※セットリストは記事の最後に記載しています。

会場周辺には、相撲の場所中と同じようにたくさんのノボリが登場。渋谷君の名前やライブ名に混じって”えいたー”と書かれたノボリが!たくさんのファンが感動して写メを撮っていました。

まず入場でデジタルチケットを係員に見せると、席が印字されたレシートのようなペラ紙を受け取りました。「うわ、なんか寂しい!普通の紙のチケットの方が思い出になるからそっちの方がいいのに」と凹みつつ前に進んでいたら、知らないうちに顔認証ゾーンを通過していました。

「あれ?私今マスクのままだったのに…。」当日私は花粉症対策でマスクをしていたのですが何も言われず。そもそもどの部分でチェックをしていたのかすらわからなかった…。正直ポカーンとしてしまいました。

中へ入ると、枡席には渋谷君のメンバーカラーと同じ”赤”の座布団が敷かれており、2階の椅子席のシートも赤、さらにグッズのタオルも赤なので、会場中が真っ赤でした。

会場全体が”渋谷すばる色”なので、中へ入ってきた周りの方々もテンション上がってました。また、開場中は渋谷君セレクトの洋楽と邦楽がかかり、アラフォーの私と友達は懐かしさにそれだけで楽しめました。

ステージは、マイクスタンドや楽器類などライブに必要最低限の物のみが置かれ、まるで入れ替わり出演者が変わる野外フェスのステージのようなシンプルさ。普段の関ジャニ∞やジャニーズのライブとは全く違う、キラキラ要素ゼロの男っぽさのあるステージでに、普段から髪型などを気にしない飾らない渋谷君らしいステージだなと思いました。

ライブスタート!

開演時間17時、暗転とともにステージ脇から渋谷君が歩いて登場。これまた普段の派手な登場とは真逆。普通に歩いてきた!関ジャニ∞のライブでは、登場した瞬間「キャーッ♡」という黄色い歓声が飛び交いますが、この日は「ヒューッ♪」みたいな歓声。

ソロコンは”アイドル”ではなく”一人の歌手”として登場した渋谷くん。それをわかっている観客。ソロライブはファンの様子もグループの時とはまた違った雰囲気で楽しい。

ドームは「音響があまりよくない」という声が、よく聞かれます。じゃあ国技館はどんな感じなんだろう?基本的に相撲を取る場所だからそもそも音響なんて…とちょっと心配でした。が、その心配は1曲目が始まった瞬間吹き飛びました!

一番感じたのは、ものすごく”リアル”だということ。曲や使用する楽器によるのかもしれませんが、音の振動が枡席の床を伝って直に体に伝わってきました。そして声は心臓にビシビシ届いて、全身が音の振動を受けました。

ドームのアリーナの前の方でもそんなの感じたことありません。言葉通り振動が体の中に入ってくる感じがわかります!特に枡席は靴を脱ぐ席なので、より振動が伝わるのかも。渋谷君の歌声はとても力強く響くしビブラートが凄いので、リアルに伝わる国技館はぴったりだなと思いました。

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ライブ本編の感想

前日参加した友人の話では「枡席の人たちは立っていいのかわからない感じで、大体の人が座ってた」と聞いていたのですが、私は「渋谷君が座れって言ってないなら立とう」と思っていました。

しかし1曲目「スローバラード」のイントロが始まるやいなや、ほとんどの観客が立ちました。アリーナはもちろん、枡席も2階の椅子席も。やっぱりライブだし全身で楽しまなきゃ!

「マンピーのGスポット」から「乗っかりトレイン」まで怒涛のロック。最初座ってたお客さんも、この頃からブワーッと立ち始めました。

5曲目は関ジャニ∞のバンド曲「宇宙に行ったライオン」。渋谷君オンリーで歌うと、また違う印象を受けました。観客もサビの「遠くへ」を大合唱。特にアリーナ前方はライブハウスのように激しく揺れていました。

私の1列前の枡席に4~50代のご夫婦がいたのですが、旦那様がノリノリで叫んでました。そういうのを見るとなんだか嬉しくなっちゃいます。続く「words」は、観客にいろんな手拍子をさせ、バックバンドの方々が観客を乗せてくれて面白かったです。

MCでお客さんから告白される?

MCでは椅子にちょこんと座り、ボソボソと話す渋谷君。ゆったり家にいるかのように終始リラックスしていました。「◯◯歳代の人~?」「はーい!」と観客の年齢を10刻みで聞く。

30歳あたりから気を使うようなポーズをしながら聞いていくと、なんと70歳代のお客様を発見。
すごく嬉しそうに「どこから来たんですか?」「今日部屋行っていいですか?」などとやり取りを交わす。そのお客様が何かを言った時、よく聞こえなくて「おばあちゃん、何?」と言い周りのファンを黙らせる。静まった会場に響いたのは「ダーイースーキー!」との返事。これには渋谷君と会場大爆笑。渋谷君は少し照れたような笑顔で子供みたいで本当に可愛かった!

また、「脇毛見せてー」のファンからの声に「高いチケ代払って脇毛見に来るとかキッショ!」と答え、会場が大爆笑。関ジャニ∞のライブで脇毛を”グレーゾーン”と名付け、自ら見せてファンサしている張本人なのに。

散々「キッショ!」と言った後、「そういうキショいオタクに支えられてます。ありがとうございます。」と笑ってました。ちなみに脇毛は見せませんでした。

さらに国技館自体にも話はおよび、天井に飾られた歴代の優勝力士の写真を見て「凄いですよね、なんであの人だけ座ってる(ポーズ)んでしょうねー?」など言って笑いを取っていました。

MC:知らない人同士で挨拶

今回のライブチケットは一人2枚までの枚数制限があったため、4人で座る枡席は知らない人同士で座ることになります。それがツボにはまったらしく、枡席の観客に「4人内側向いてお互い挨拶しろ」と指示。枡席の観客は言われるままに4人でご挨拶。それを見てゲラゲラ笑う渋谷君。

結果何回も4人で挨拶することに。渋谷君はその様子が相当面白かったようで、途中でも「挨拶しろ」と何度も言ってました。この挨拶のおかげで、枡席の他人行儀な空気が和らいでました。

ライブ後半へ

9曲目「∞SAKAおばちゃんROCK」では、間奏で観客に手拍子を要求。軽い気持ちで叩いてたら、これが永遠と続く。5分以上やったのでは。観客に手拍子させたまま黙って椅子に座る渋谷君。終わりの見えない手拍子に不安を感じ始める観客をよそに、途中で大きなあくび。これには観客は手拍子しながら爆笑。

関ジャニ∞のライブで村上君が大阪のおばちゃんの格好をしてこの曲を歌ったことがあります。その時は村上君のキャラも相まって”面倒見の世話好きおばちゃん”感が出た歌になっていましたが、渋谷君バージョンは”どこかお茶目で子供みたいないたずら好きなおばちゃん”という印象を受けました。同じ曲でも歌い手が変わると色々印象が変わって面白い。

後半の「君がいない」「言葉にできない」では、周りからすすり泣く声が聞こえました。歌詞や曲調的に”泣かせる系”であり、渋谷君のまっすぐな声が心臓に響いてくるのですごくグッときました。

そのあとの「オモイダマ」では、後半アカペラでマイクを通さずに歌う場面が。マイクなしでも物凄く声が響いてきて、正直びっくりしました。いつぞやの紅白歌合戦で和田アキ子さんがマイクなしで歌った時のような…。まさに鳥肌が立ちました!

関ジャニ∞で歌う時の「オモイダマ」は個人的に元気な応援ソングのイメージがあったのですが、渋谷君一人の「オモイダマ」は背中をそっと押してくれるような優しい印象を受け、ジーンときました。

ライブを終えて

ライブの途中、トラブルではなく、曲中の間のあえての無音状態がありました。そんな中渋谷君の声だけが響くときもありました。これが最高に素晴らしかった!

幾度となく関ジャニ∞のライブに行きましたが、あんな静寂の中であんなに渋谷君の歌声を聞いたのは初めてです。みんな静かに息を潜めて音に集中しているのがよくわかり、その中で響く声は鳥肌ものでした。

当たり前ですが、ソロライブは”関ジャニ∞の渋谷すばる”ではなく”渋谷すばる”で勝負をした渋谷君。

以前インタビューで「ソロでやることはグループに返った時プラスにならないと意味がない」と答えていましたが、それがとても伝わってきたライブでした。

アンコールでは関ジャニ∞と書かれたTシャツを着、バンド紹介でもグループに感謝をしていました。根底には”関ジャニ∞”があり、それを背負ってソロライブを行っているという姿が、なんとも頼もしく、小柄な渋谷君の小さい背中がものすごく大きく感じた瞬間でした。

普段関ジャニ∞のライブでは、うちわやペンライトを持って応援したり、メンバーが近くに来るとキャーキャー言って手を振ったり、みんなで振りをやったりします。まるでお祭りです。

でも今回はそういうことが全くないので、集中して歌を聞けました。演奏した曲もカバー曲がほとんどなので、普通に「ジャニーズを見に来たというより、一人の歌手の歌を聞きに来た」という感じです。

また、「国技館でジャニーズでは初めてライブをやった。これからもジャニーズでは渋谷しか国技館でやらへんぞって感じにしたい」「言うのはタダやからね」と言っていましたが、これからも国技館が渋谷君のツアーの定番会場になるといいなと思います。

渋谷すばる 2016/3/17 両国国技館 セットリスト

スローバラード
マンピーのGスポット
ファンキー・モンキー・ベイビー
乗っかりトレイン
宇宙に行ったライオン
words
記憶
元気を出して
∞SAKAおばちゃんROCK
SWEET MEMORIES
First love
スペアキー
君がいない
言葉にできない
オモイダマ
~アンコール~

Piano Man

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