『ナルニア国物語』を覚えているでしょうか?
『指輪物語』や『ゲド戦記』に並び世界3大ファンタジーの1つと言われており、全7巻構成のうちの第1巻から第3巻まで実写映画化されました。
しかし最後に製作された3作目が公開されたのは2010年。気がつけばだいぶ時間が経っています。原作があるシリーズ作品でここまで間が空くのは珍しいですし、てっきり打ち切りかと思っていましたが…。
そんな状況ですが、この度第4作の製作が決定いたしました。シリーズの再始動となる『ナルニア国物語』第4弾について、わかっている範囲で解説いたします!
『ナルニア国物語4』公開日やキャストについて
第4弾は今までの作品に続き、原作4巻である『銀のいす』が原作になります。
第3作目まではペペンシー兄妹という4人の少年少女が主人公でしたが、本作より彼らのいとこであるコースチス・スクラブに変更されます。主人公とナルニア国の情勢が変わり、また新たな物語がスタートすることになります。
また、プロデューサーであるマーク・ゴードンは第4作目について「オリジナルキャラクターが登場し、新しいシリーズとして始動する」とコメントしています。スタッフや監督など制作チームが編成され、キャストも一新されるようです。
確かに前作から5年以上経っておりますので、キャストの続投は難しいでしょう。新しいチームでリブートされるようです。
世界観に関する雰囲気やキャストなどは大きく変更されることがはっきりしましたが、公開日や出演者に関する情報は明らかになっていません。
新しい情報は撮影がスタートするまで待つ必要があるようです。
『ナルニア国物語4』あらすじ、もとい原作の内容は?
詳しい情報は明らかになっていませんが、原作小説からある程度のあらすじは把握できます。先に書きました通り、本作は原作第4巻の『銀のいす』が土台となる予定です。主人公が変更され、新たな物語が展開されます。
原作の簡単なあらすじは以下の通り。
カスピアン王の息子、リリアン王子は若いうちに魔女によって誘惑され行方不明になっていました。そしてカスピアン王の晩年に、ふたりの人間の子ども、ユースチスとジルが偉大なるライオン、アスランの命を受けて世界の果て(現実の人間世界)からやってきました。ユースチスとジルはナルニアを離れ、悪い魔女を倒し、誘拐された王子をナルニアに連れ帰る使命を帯びた旅に出ます。
ナルニア国を舞台にした冒険譚という点では今までのシリーズ作品同様ですが、前作までの主役であるペペンシー兄妹のいとこ、ユースチスが主人公になっているのが大きな変更点です。
前作まではかなり嫌な役柄でしたが、原作の『銀のいす』ではかなりいい人間になっています。主人公として活躍できるよう補正がかかったのかもしれません。
とにかく、前作同様「魔女を倒すための旅」というファンタジー要素は健在ですので、魔法に包まれた世界と冒険は観ることができそうです。
前作の公開から時間が空いていることや、制作チームが刷新されることを踏まえると、色々と権利関係や契約関連で問題があったような気がします。あくまで気がするだけですが…。
色々あったかもしれませんが、何とか製作にまでこぎつけることができたようですので、シリーズ再開と考えていいでしょう。原作も人気がありますし、途中でお蔵入りというのは味気ないですから良かったと思います。
まだまだ情報が少ないですが、徐々に情報も出てくるでしょう。これだけ時間が掛かったのだから、大作になることを期待します!