flumpoolを最初に見たのは、Mステ出演時に披露したデビュー曲「花になれ」を演奏している時でした。
ポストミスチルとも言われたことのある彼らの演奏は、とてもデビュー当初とは思えない歌唱力と演奏だったのを覚えています。
あれから着実にファンを増やし、今年も「7thツアー WHAT ABOUT EGGS?」のライブ真っ最中のflumpool。一体どんなライブになったのか?今回はflumpoolファン歴が長く全国を飛び回っているという女性の方に、ライブレポをお伺いしました。
flumpool 7thツアー「WHAT ABOUT EGGS?」2016/5/5 大阪フェスティバルホール 感想ライブレポート
タイトル:flumpool 7thツアー WHAT ABOUT EGGS?
開催日 :2016年5月5日
会場 :大阪フェスティバルホール
※セットリストは記事の最後に記載しています。
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4月からスタートした 7thツアー WHAT ABOUT EGGs?ももう少しで折り返し。
メンバー3人の地元でもある大阪でのライブは日程に組み込まれていたら必ず参加しています。いつもより少しはっちゃけた彼らを見るのが毎回楽しみなのです。
会場は「大阪フェスティバルホール」flumpoolがここでライブをするのは初めてです。
公式サイトを見ると最寄駅がたくさん書かれていてわかりにくいな・・というのが正直な感想。私は 近鉄 肥後橋駅に降りて会場に向かいました。肥後橋駅をでるとすぐに見えるのが会場。
中に入るととても豪華でお洒落な内装で本当にライブ会場?と思わされました。
グッズ売り場にて
入ってすぐに見える階段を登ると、入場口がありその先にはグッズ売り場がありました。今回はツアータイトルにちなんだ一風変わったグッズがいっぱいありました。
一番人気は「EGGガチャ」ランダムで缶バッチ、ラバーバンド、ヘアゴム、マグネットが入っています。公演ごとにメンバー直筆サインがはいったピックがまぎれこんでいるらしいです。
これは皆さんチャレンジしちゃいますよね!私は残念ながら外れてしまいましたが、パッケージも可愛いのでインテリアとしても使えそうです!グッズ売り場は盛況で込み合っていましたが、そんなに待たずに買うことができました。今ではクレジットカードでの支払いも可能なようです。
会場に入ると透明な幕のようなスクリーンがありました。
スタッフさんが「演出の都合上、開演後は一時中には入ることができません」と声かけをしているのが聞こました。相当豪華なオープニングと演出なのだろうか?とドキドキ・・!
私は1階BOX席のドセンターでした。だいたい13~15列目ぐらいと同じぐらいの位置でしょうか。全体をまんべんなく見渡せ、なおかつメンバーの表情も見える位置でなかなかの良席。
場内BGMはヴォーカルの山村さんが好きなThe Beatlesが流れていることが多いのですが、今回は別の音楽が流れていました。
ライブスタート!
17時半を少し過ぎた頃に照明が落とされ、あたりは真っ暗に。歓声が湧き上がって、早く!早く!という声が聞こえてくるようなそわそわした雰囲気に。
自然をテーマとした映像が流れ、画面にツアータイトルがでた瞬間メンバー4人が姿を現しました。
一発目は「解放区」イントロが流れ出すと徐々に幕が上がっていき、自信満々の顔で腕を大きく広げた山村さんの姿が見えました。歌いだし、いつもより力んでいて声を出しにくそうにしていて、でも必死に届けようとしてくれている様子が伺えました。一発目にこの曲がくることは予想的中。
「さあ、ここから新しいflumpoolの始まりだ!」と言わんばかりの歌詞と壮大感。力強い歌声と音に鳥肌がたってしまうほどです。
圧倒されて、立ちすくしている間に次の曲「Sprechchor」意表をついてきました。昨年8月に開催された野外ライブからよくセットリストに組み込まれるようになった曲です。反響がよかったのでしょうか。私もこの曲は大好きで、定番にしたほうがいいです!とメッセージを送ったこともありました・・。
「まだ春だけど、ちょっと早めに夏の曲やってもいいですか!?」と山村さんの言葉のあとに「夏よ止めないで~Your Romantic~」。明るい曲調なのに切ない歌詞、というflumpool独特の空気感が強くでている一曲です。
「かっこの悪いステップでも」のフレーズで山村さんがやる、ステップ踏み。私は必ずチェックするのですが、この日はバッチリやっていました!かわいい!
一発目のMC
「どうもこんばんは、flumpoolでーす!!」お決まりの言葉はいつもよりワントーン高く聞こえます。「帰ってきたよー!おおさかーーー!!!」歓声が物凄いです。
おかえりー!の声が各方面か飛び交っていました。大阪出身でない私も思わず「おかえり」と叫んでしまいました!
「GW中の予定を全て蹴って、この場に来てくれてありがとう」と心から嬉しそうな笑顔で言う山村さんはとても印象的でした。気持ちの高ぶりが抑えられていないのか、ところどころで噛むシーンがあって可愛かったです。
「ここからは自信作のアルバムEGGからの曲をいくつかやります」といいアルバムの曲をどんどん披露していきました。
この日特に印象に残ったのは、「明日キミが泣かないように」。ベースの元気さんがイントロで鉄琴を弾き、ドラム誠司さんが叩く繊細なシンバルの音で曲が始まりました。
「自信作ですが、前のほうがflumpoolの方が良かった。という人もいるかもしれません」と、どこか弱々しく語る山村さんの顔と声が印象的でした。
確かに賛否両論が多いこのアルバム。今までのflumpoolが好きだった人には少し受け入れる時間が必要なアルバムだったと感じていました。少なくとも私はそうでした。
そんな中で、ひとりひとりに寄り添う誰かを助ける温かいflumpoolの音楽の色を、強く残しているのがこの曲だと思うのです。この曲で会場の誰かひとりでも救われて欲しい、そんな思いがひしひしと伝わってきました。
そんな音楽を届け続ける彼らだからこそ、この日の会場にはたくさんのお客さんが集まったのだと思います。
次々と新曲が歌われたあとに、「reboot~あきらめない詩~」。
ライブで聴くこの曲が私は大好きで、この日もいつも通り号泣していました・・。歌う前に必ず言う「何度でも諦めるなよ」この山村さんの言葉がとても大好きです。歌詞にある「いつだって 何度だって 僕は変われる」今ツアーテーマの「殻を破る」にぴったりのフレーズだと思います。
そして、ハイドレンジア、two of us。この3曲の流れは神といって間違いないでしょう。昔から応援している方にはたまらない流れで、ずるい!と言ってしまいたくなります。
会場が最高潮に盛り上がったところで、「World beats」。飛び跳ねながらタオルをブンブン振り回す曲です。メンバーもテンションが最高潮だったのかヘドバンをしている人がちらほら(笑)今日一の一体感と笑顔があふれた瞬間だったと思います。
アンコール
そしてアンコールはもはや定番化している、「明日への讃歌」。この歌は「僕たちはもう逃げない」と力強い決意が込められている曲です。
アンコール後「そんなことないよ、大丈夫」と言っているかのように大きな拍手が会場を包みました。彼らはその拍手を受けて、一曲目よりもたくましくなったように満足げに立っているように見えました。
一曲目で見たときとアンコール後、こんなにも違うものかと、ライブの中でちょっとずつ成長していく彼らは、もっともっと大きなバンドになるんだろうな、と強く思えました。