デッドプールの予告編の曲は主題歌？ウルヴァリンやアベンジャーズの関連性とは？│新時代レポ

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真っ赤なコスチュームと茶目っ気たっぷりの態度から、予告編の時点で話題を呼んでいる『デッドプール』。
２０１６年６月１日より日本公開ということで、ポスターなどの告知物も増えてまいりました。
そんな注目必至のヒーロー、デッドプールについてご紹介します。

デッドプールを知るための３つのポイント

そもそもデッドプールって何者なのか？
細かい設定や興味深いエピソードは多々ありますが、まずは原作で描かれている基本的なポイントをおさえましょう。

デッドプールは後天的に超人能力をつけられた元人間で、特殊部隊の兵士（傭兵）でした。
超人能力を手に入れた後も傭兵の仕事を続けており、ヒーローの自覚は皆無。
原作では悪役に雇われてヒーローチームと戦うということもめずらしくありません。

デッドプールは自分が架空のキャラクターであるということを自覚しています。
読者に話しかけたり、作者に対する文句を言ったりと、コミック世界のルールを平気で破りながら活動しています。

デッドプールは超再生という特殊能力の影響で死にません。死んだとしても生き返ってしまいます。
無責任な性格、自身がキャラクターであると把握している、死なない、という特徴から、どんな戦いに駆り出されようとも、彼が物語に真剣に取り組むことはありません。

この度『デッドプール』で晴れて主役に抜擢されたライアン・レイノルズですが、実はすでに映画出演している経歴があります。
出演したのはウルヴァリンを主役にした『ウルヴァリンＸ－ＭＥＮＺＥＲＯ』（２００９年）。

この映画でもライアン・レイノルズがデッドプール役を演じました。
ウルヴァリンが加わっていたミュータントチームの一員として登場しており、華麗な剣さばきを披露しています。

ただ、あの赤いコスチュームは登場せず、顔も素顔のままなど、原作の存在感はほとんど描かれておりません。
名前と一部の設定のみ登場といった感じですので、出ていたこと自体ほぼ無かったことにされている状態です。

実際改めて『ウルヴァリン』を見直してみましたが、出番が少ないうえに存在感が薄かったので、見直すまでこんなキャラクターがいたということ自体、忘れていました。

しかも最終的に改造されて全く別のミュータントになってしまうという始末。これは原作ファンが怒ったという話も納得です。
というかデッドプールというキャラクターとして出すのはやめようと誰か言わなかったのでしょうか？

そんなほぼ無かったことにされていた状態ですが、原作でもデッドプールは「Ｘ－ＭＥＮ」シリーズのキャラクターとして登場しました。
原作ではデッドプールもウルヴァリンも「アベンジャーズ」のキャラクターともバンバン絡んでいますが、映画版ではそれは難しいようです。

と言うのも、映画版の「Ｘ－ＭＥＮ」シリーズと「アベンジャーズ」シリーズの世界観の共有が難しく、まだ物語統一は叶っていません。

しかも『デッドプール』製作陣は「デッドプールというキャラクターはその性質上、絶対にシリアスな作品に出演できない」と言っているくらいです。
善悪の葛藤が混ざり合うアベンジャーズシリーズへの出演は残念ながら難しいと思います。

デッドプールの予告編も映画館で見ることも多くなりましたが、予告編で流れるノリノリな音楽も話題になっているようです。
劇中でデッドプールがラジオで聞いているのは女性ラップグループ、Salt-n-pepaの「Shoop」。

この曲が発表されたのは１９９３年で、映画のために作られた曲ではありません。デッドプールの好みというか、彼のだいたいの年齢がわかる曲ですね。

また戦闘シーンで流れているのは男性ラッパーであるDMXの「X Gon’Give It To Ya」で、こちらは２００３年に発表されたもの。世界観に合っているから選ばれたんでしょう。

色んな意味で盛り上がっている『デッドプール』ですが、すでにアメリカでは公開されており、興行収入もかなり優秀な成績を叩き出してしまったため、続編の製作が決まってしまいました。

もちろん決まっただけですので、詳しい情報や公開時期などは決まっていませんが、もともとが何でもありなキャラクターですので、他の人気キャラクターとの共演含めて期待したいところです。
しかし、まずは６／１より日本公開の『デッドプール』をちゃんと観てから！話はそれからですね。