RCサクセションの私的おすすめ名曲ランキングトップ10を作ってみた!

「よォーこそ!」「愛しあってるかい?」登場するや、ステージ上から観客に呼びかけると、会場の熱気は一気に盛り上がり、RCサクセションのライヴが始まります。
ロックのスピード感とR&Bの影響が色濃く出たサウンドに、ドギついメイクと派手なファッション。
今までに無かった日本のロックバンドの出現に、メディアも一斉にRCサクセションを取り上げ、時代の寵児となります。

紆余曲折を経て成功を収めたのです。
そして清志郎はこう言いました。
「売れたけどさ。売れるということはこんなつまんねえことなのかと思ったよ。」

派手な分ガサツで荒々しいと思われがちですが、実は叙情的で繊細な歌詞、そして複雑なコード進行の曲が多く、特に売れてなかった不遇時代はそういった音楽性を追求していました。
一気に売れても根底の音楽に対する意識は純粋で変わりなく、話題ばかり先行する社会に辟易するのも当然だったような気がしますね。彼らなら。

成功を収めたけれど、その裏で不遇時代を経たからこそのRCサクセションならではの楽曲。
時にストレートに、時に皮肉を込めて、時に優しさに溢れています。
そんなRCサクセションの多彩で魅力的な人気のおすすめ曲を厳選して、ランキング発表してみたいと思います。


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RCサクセションのおすすめ人気曲ランキング:第10位~第4位

第10位.「ロックン・ロール・ショー」

ロックン・ロール・ショー
RCサクセション
ポップ
¥250

provided courtesy of iTunes

発売日:1981年11月21日
収録アルバム:BLUE

シンプルでストレートなR&Rナンバーですね。ギターのリフも重く絡みついてイイ感じです。
フォークからロックへとサウンド転換したのですが、前作のアルバムがポップで軽すぎたというので、ライヴに近い一発録りで録音された曲です。
人を食ったような歌詞も清志郎ならではで、当時ロックやってますなんて、カッコつけてた見かけ倒しのロックバンド(あえて公表しませんが)のしつこい恋愛ソングなどは、一蹴されましたね。ケケケッ。
「さあ、ロックン・ロール・ショーだぜ。今夜も稼いで帰るぜ。」オーケー!儲けようぜ、ベイベー!


第9位.「トランジスタ・ラジオ」

トランジスタ・ラジオ
RCサクセション
ロック
¥250

provided courtesy of iTunes

発売日:1980年10月28日(シングル)
収録アルバム:PLEASE

授業をサボって屋上でタバコを吸いながらラジオ聴いてってのどかでいいですねぇ。
これでビールでもあれば・・・そりゃ高校生じゃなくてオッサンやん。
RCサクセションの青春学園シリーズ(?)の1つですね(笑)。

実際、清志郎は何日行けば進級出来るか計算して、行かなくていい日はサボっていたそうです。
また、やたらよく寝る人だったみたいで「ねむい」といった曲もあります。
男子ならこのサボる気分、共感してしまいますよね。
やってらんねぇや。今でもあるけど・・・。

ちなみにこの曲売れました。
実話ですが、ラジオでこの曲がかかったりして、それを聞いた清志郎の親戚のおばちゃんの一言。
「キヨシちゃんはああいう劣等生みたいのを書くの上手なのね。」 おばちゃん、正解。


第8位.「ラー・ラー・ラ・ラ・ラ」

ラー・ラー・ラ・ラ・ラ
RCサクセション
ロック
¥250

provided courtesy of iTunes

発売日:1972年12月5日
収録アルバム:楽しい夕に

RCサクセション2枚目のアルバムに収録されている冒頭曲です。
ビートルズを彷彿とさせる曲ですね。

しかしそこまで美しくなく(笑)、独特な雰囲気を漂わせています。
歌詞もシンプルで飾りっけなく、「皆で合唱しましょう。」って感じなんですが、そうはいきません。無理ムリ。

清志郎のチョッとルーズに聴こえるヴォーカル、破廉ケンチのなんかつっかえたようなギター。
それが何故か見事に調和しています。
RCサクセションの初期のサウンドですが、日本のロックの初期のサウンドと言い換えてもいい曲だと思います。
そういうコトにしときましょう。ラララ。

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第7位.「よそ者」

よそ者
RCサクセション
ポップ
¥250

provided courtesy of iTunes

発売日:1981年11月21日
収録アルバム:BLUE

アルバム「BLUE」に収録されている曲です。
なんとなく昭和歌謡って感じがしてイイと思います。

もちろんしっかりと曲調はブルースなんですけど、歌詞がチョッと哀愁を帯びていて男のロマンてやつですか?そんな感じがしませんか?
石原裕次郎や赤木圭一郎みたいなっていつの時代だよ。
ブルースにこの歌詞を乗せるあたり、センスの違いを見せつけられますね。

しかしながら、この曲はギターのチャボ、仲井戸麗市の家の台所で一緒に作った曲だそうです。
ああでもないこうでもないと言いながら。ありゃりゃ。そうか、そんなに大層な話じゃなかったのか。

「そうなんだよ。だからそんなに構わないでおくんなまし。港から港へとおいら渡り鳥さ。明日は明日の風が吹くって事でさぁ。『よそ者』なんで聞き流してくだせぇ。」そう言われそうですね。


第6位.「ヒッピーに捧ぐ」

ヒッピーに捧ぐ
RCサクセション
ポップ
¥250

provided courtesy of iTunes

発売日:1976年4月21日
収録アルバム:シングル・マン

RCサクセションの名曲としてこの曲を推すファンの人も多くいると思います。
それ程イイ曲ですね。
ロック/R&Bになる前のちょうどフォーク時代最後のアルバム「シングル・マン」に収録されています。
初めて聞いた時の何とも言えない切なさ、やるせなさ、そして少しの憤り。やはりどことなくR&B調のメロディーで淡々と綴られる感情がこんなにも響くものかと驚いたのを覚えています。
曲の後半の清志郎のフリーのシャウトにも涙を誘われますよね。

登場人物の「ヒッピー」は実在の人物で、売れない当時にRCサクセションのマネージャー見習いをしていた青年の事だそうです。
彼は後々、専属マネージャーになる予定だったらしいです。
心に残る日本のロックの名曲の1つですね。


第5位.「雨上がりの夜空に」

雨あがりの夜空に
RCサクセション
ポップ
¥250

provided courtesy of iTunes

発売日:1980年1月21日(シングル)
収録アルバム:EPLP

言わずと知れたRCサクセションの名曲です。文句なしでしょう。なのに何で5位?
まあ、確かにそうですがこの曲はどこでもピックアップされる名曲。
敢えて四の五の言うまでもないほどの曲なので、ここでは敢えて5位にして、代わりに他の名曲を取り上げようと思った次第です。
何卒ご了承を。とは言ってもやはり代表曲、スルーは出来ません。

RCサクセションのライヴ、何度か観に行きましたが、やはり力のある曲です。
一番イイ流れの所で披露されるので必ず盛り上がりましたね。
さすが~!いつもそう感じずにはいられませんでしたね。

けれど、実はあのイントロのギターのリフに秘密があって、あのリズムとギターリフ、カッティングの組み合わせは、どうしてもノらざるをえない作りになっているんだそうです。
確かに言われてみると自然と体が動き出しそうな気がしますが。
ギタリストの布袋寅泰氏が解説してました。うーん。妙に納得。

なんせあのBOOWYもRCサクセションに影響されて結成されたバンドですからねぇ。
やはりチャボ、仲井戸麗市は凄かった。RCサクセションは凄かった。

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第4位.「スローバラード」

スローバラード
RCサクセション
ポップ
¥250

provided courtesy of iTunes

発売日:1976年1月21日(シングル)
収録アルバム:シングル・マン

この曲も有名な曲ですよね。
「雨上がりの夜空に」と同様、RCサクセションの代表曲です。
現在でも様々なミュージシャンがカヴァーし、歌い継がれています。

市営グランドの駐車場での一夜を歌った淡く切ない歌です。
純粋な男子のラヴソングですよね。
よしっ!カラオケで歌ってみるか?イエイ。

そこのあーた覚悟しなさい。この曲、相当難しいから。
清志郎のヴォーカルを聴いていると歌えそうな気がするでしょうが、実際歌うとなると、難易度はかなり高いです。
日本語のソウル・ミュージックの名曲ですよ。等の清志郎自身も、

「ソウル系のR&Bとか聴いていて、初めに出来たソウル・バラードって言うんでしょうかね。
僕の活動の中でも非常に大事な曲なんですよ。」とコメントをしたように自他共に認める曲の1つですね。
青春ソングと一言で語って済ませられない深い曲です。


さて、RCサクセションのおすすめの曲ランキングはここからついにトップ3です!
どんな曲がランクインしているのでしょうか?

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